カラフルな洗濯バサミで作られた恐竜に、ダンボール製のボードゲーム。これらは、外出自粛中に作られた作品の数々だ。

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思いがけず増えてしまった自宅での時間を使い、多くの人がアート作品を作っている。

井上清華アナウンサー:
「#みんなのSNSなんでも展示会」と書いてあります!

SNS上には、作品を集めるハッシュタグまで登場。今回の「スゴ撮」は、新型コロナウイルスに負けるな!おうちで作った凄すぎるアート作品のこだわりを調査する。

チョコ300個分の包み紙を使った手作りポーチ

まずは、制作に20時間かかったというoyayaさんの作品。

四角いカラフルな箱のようだが、近づいてみると…素材はなんと、チロルチョコの包み紙!いろいろな種類の包み紙が連なり、模様になっている。

これは、包み紙で作ったポーチ。しっかりファスナーもついて実用性もバッチリだ。

oyayaさん:
コロナの影響もあって、私もパートのほうが時間も削減されて、家にいる時間も多くなって作り始めました

作り方はいたってシンプル。1つ1つの包み紙を折り合わせていき、1本の長い帯を作る。それを半分に折って輪状にし、糸で縦につなぎ合わせることで袋の形にしていく。

oyayaさん:
これは全部で(チョコ)300個。家にいるとどうしても口さみしくて、300個食べました!

繊細なカッター技が生み出す切り絵

続いては、yusaさんの作品。一見ペンで描かれたネコの絵のようだが、よく見ると、指でつまんで持ち上げられている。

実はこれ、切り絵!これほどまでに繊細な作品を作り上げたyusaさんの神業とは、どのようなものなのか?

見せてくれたのは、現在製作途中だという別の作品。

井上清華アナウンサー:
細かい作業なんですが、迷うことなくテキパキと進めていって…本当にすごいです!

細かい作業ながらも、どんどんカッターを走らせるyusaさん。1時間後には、すっかりきれいに切り抜くことができた。しかし、これだけではない。

yusaさん:
切り抜きは終わったんですけど、この周りのところが白くなっているので、今から黒く塗っていこうと思います

そして完成形がこちら!デザインカッター1本でこの仕上がり。

yusaさん:
20~30時間くらいかかったので、家でできる趣味があるということを知ってもらって、なるべく大勢の人が自宅でおとなしくしてくれたらなと思います

本格仕様の段ボールパソコン

続いては、す~さんの作品。その名も「ダンPC」。ダンボールで作ったパソコンだ。

す~さん:
一応(キーボードを)押す感覚を作ってみました

ダンボール製のキーの下には小さなスポンジがあり、本物そっくりにキーが反発する仕組みになっているのだ。

さらに、マウスもクリックとスクロールができるという、手の込みよう。子どもが楽しく在宅学習ができるように、と作ったそうだが、効果のほどは?

すーさん:
計算する時に、ここのキーボードで数字を打ってから、答えを書くみたいな感じで。よろこんで(勉強)やってくれていますね

話題の妖怪をモチーフにした手巻き寿司

続いては、ミカ巻キネンさん作の巻き寿司。

しかし、これは何のキャラクターなのか?

ミカ巻キネンさん:
アマビエといいます

アマビエとは、江戸時代から日本に伝わる妖怪で、「疫病が流行った時には、アマビエの絵を描いてみんなに見せれば、疫病が収まる」と言い伝えられている。

それを受け、新型コロナウイルス流行以来、SNS上にはアマビエをモデルにした作品が続々と投稿され、話題になっているのだ。

そのアマビエをミカ巻キネンさんは巻き寿司で表現。

ミカ巻キネンさん:
1日でも早く新型コロナウイルスがなくなるように、祈って巻きました

闘病生活を応援!お米似顔絵

続いては、森田伸さんの作品。

赤い紙の上に、白い粒状のものを少しずつ並べていく。この粒の正体はお米。3時間かけて完成したのは…

森田伸さん:
新型コロナウイルスにかかってしまった黒沢かずこさんに、頑張れっという気持ちで作りました

森田伸さん:
今回、いつものように鉛筆で描こうかと思ったんですけど、エールというかメッセージを伝えたかったのでご飯にしました。そこが楽しかったです

完成後のお米は、おにぎりにした森田伸さん。おにぎりを頬張りながら、「おいしー!がんばれー!」とエールを送った。

隠しメッセージが浮かび上がる…妹の入学祝う迷路アート

最後は、中田瑞希さんの手作り迷路。ただの迷路ではなく、妹へのあるメッセージが込められた作品だ。

5時間かけて完成した迷路を広げ、妹の明穂ちゃんを呼び出す瑞希さん。

瑞希さん:
これ、やってみてもらってもいい?

明穂ちゃん:
うん

この迷路は、行き止まりになる道をすべて塗りつぶすと正解ルートがわかり、それが隠れたメッセージとして浮かび上がる仕組みになっている。鉛筆で迷路を塗りつぶしていく2人。すると、次第に何かが浮かび上がってきた。

明穂ちゃん:
ちょっとわかったかも!

塗り始めて約30分、浮かび上がってきたのは…

2人:
完成でーす!

瑞希さん:
絵は何が描いてある?

明穂ちゃん:
ランドセルだよ!

解かれた迷路の上に浮かび上がってきたのは、ランドセルの絵と「祝入学」の文字!

この4月で小学1年生になる明穂ちゃん。しかし、新型コロナウイルスの影響で、楽しみにしていた小学校にはまだ通えていない。そんな妹のために、瑞希さんはメッセージ迷路をプレゼントした。

瑞希さん:
入学してからも全然学校とか行けていなくて、入学した実感も湧かないというか。もうちょっと入学したっていうのをお祝いできたらなと思って、プレゼントとして作りました

瑞希さん:
「入学おめでとう」って書いてあるの

明穂ちゃん:
うれしい!

瑞希さんから、手作り迷路を作ってもらった井上清華アナウンサー。解いてみると、「めざましテレビ」の隠しメッセージが現れた。

井上清華アナウンサー:
2時間かかりました(笑)結構難しくて…でも、こんなに夢中になることが最近なかったので、童心に返ったというか、すごく楽しい時間でした!

永島優美アナウンサー:
文字が出てきた時は、達成感がありそうですね!

三宅正治アナウンサー:
作るのは大変ですよね

井上清華アナウンサー:
何度も間違えました…瑞希さん、頭がいいなと思いました

軽部真一アナウンサー:
妹さん思いのやさしいお姉ちゃんですね

みなさんも自宅でのアート作品づくりにチャレンジしてみてはいかが?

(「めざましテレビ」4月13日放送分より)