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23日のテーマは「気候行動サミット」。

気候行動サミットとは、地球温暖化対策を議論する場。

国連のグテーレス事務総長が、「自然災害がいっそう増え、最悪の結果をもたらしている。わたしたちの世代は、地球を守ることに失敗した」と強い危機感で呼びかけ、毎年開かれる国連総会に合わせ、23日に開かれることになった。

これは、60カ国以上が温暖化防止対策の目標を具体的に発表することになっている。

温暖化対策でいうと「パリ協定」があるが、なぜ2019年は「気候行動サミット」になったのか。

これは、「地球規模で何かがおかしい」、「待ったなしだ」というところで呼びかけられているという。

実際にデータで見ていくと、2019年7月は、世界の平均気温が観測史上最も暑い7月だった。

オーストラリアのシンクタンクが2019年5月に発表したところによると、2050年までに気温が3度上昇、20億人以上が水不足に陥るという。

そして、香港やバンコク、ジャカルタ、マニラでは、人が住めなくなると警告している。

こうした温暖化の対策として「パリ協定」はあり、世界の平均気温を産業革命前に比べて、2度未満に抑えようという長期目標を掲げている。

しかし、暗雲が立ち込めている。

排出量世界2位であるアメリカが、この「パリ協定」から脱退すると表明している。

その間にも、温暖化は進行してしまう。
そのため、早く、議論だけでなく行動に移さなければというところに入ってきている。

地球温暖化に対しては、大変だと世界各国で共通しているものがあっても、自国の経済を優先するとなると、なかなか足並みをそろえていくのが難しいところではあるが、ひと筋の希望になっていることがある。

9月20日に世界各国で行われた、気候ストライキ。

参加しているのは、主に10代の若者たち。

授業をボイコットして、地球温暖化をなんとか食い止めたいと、行動を大人たちに迫る学校ストライキ。

20日の世界一斉ストには、およそ160カ国、400万人以上。

日本でも、東京・大阪・京都などで行われた。

この運動の火つけ役が、16歳のスウェーデンのグレタ・トゥンベリさん。

「わたしたち、若者の団結は、誰にも止められない」と、各国の首脳を前にスピーチすることになっている。

温暖化対策でサミットというのは、2009年と2014年にも開かれている。

その時は、「気候変動サミット」だった。

それが今回、「行動」になった理由は、四の五の言っている時ではなく、行動が大事だということ。

行動しない人は、トランプ大統領。

ただ、残念だが、日本も今回のサミットでは存在感が感じられない。

60カ国以上いる、発言をする首脳の中に日本は含まれていない。

地方自治体の首長、あるいは民間企業のトップも、いろいろ発言するが、そこに日本の名前はない。

ということで、小泉環境相は、「きょうから日本は変わる」と発言した。

だが、みんな日本の具体的なプランと行動を見ている。

「楽しく、かっこよく、セクシーに」という発言も印象的だったが、これからどう具体的に行動していくか。

そこに、注目していかなければいけない。