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5日のテーマは、「エボラ出血熱」。

4日、厚生労働省は、エボラ出血熱の疑いの埼玉県に住む70代の女性の検査をしたところ、陰性、つまり感染をしていなかったという結果を発表した。

では、なぜこの女性が疑われたかというと、今、大規模流行しているアフリカ中部にある、コンゴ民主共和国に滞在歴があったから。

今、コンゴ民主共和国は、過去2番目の大規模流行で、7月にはWHO(世界保健機関)が、緊急事態宣言を出したほど。

このエボラ出血熱、いったいどんな病気なのか。

エボラ出血熱は、エボラウイルスによる感染症。

致死率は、最大90%ともいわれていて、根本的な治療は、現時点ではない。

潜伏期間は、2日から21日間ともいわれている。

いったい、どんな症状が出るかというと、初期は、発熱や食欲低下など、最初は風邪の症状にも似ている。

それが、嘔吐(おうと)、下痢、腹痛など、消化器官に症状が見られて、重症化すると出血症状などがあって、死に至ることもある。

どんなルートで感染するかだが、インフルエンザのように、咳(せき)やくしゃみなどで簡単にうつるような空気感染はしない。

そういった意味では、エボラ出血熱は、簡単にうつる病気ではないと言っていいと思われる。

どうしてうつるかというと、患者の血液や分泌物、また排せつ物などが、触った人の傷口や粘膜を通して、このウイルスに感染することがあるため。

どうやって防ぐかだが、対策方法はある。

まず、その流行している地域に行かないこと。

ただ、仕事などで行く可能性がある人もいると思われる。

そういった人は、動物には直接触れないことや、感染した人が触っているような食器などに触れないことが大切になってくる。

(夏休みに海外に行く人も多いと思うが、帰国してからちょっと体調悪いなと思ったら、病院に行けばいい?)

行く国がどこかにもよるが、何かいつもと違う異変を感じた場合、絶対にやってはいけないことがある。

自宅で症状が出た場合には、自己判断で、かかりつけの近くの医療機関に行くことは、絶対やめてほしいというのが、感染症にくわしい専門家の見解。

なぜなら、ほかにうつしてしまう可能性があるため、速やかに国の検疫機関に連絡して、渡航した国名を伝え、その指示に従ってくださいというのがアドバイス。

(致死率が90%と聞くと、怖いと感じる)
エボラ出血熱というのは、感染したら致死率は高いが、感染力は強くない。

そのため、仮に感染者が成田空港に到着したとしても、接触をきちんと管理することによって、拡大は防げるもの。

データを見てみると、2014年から2016年に大流行した時は、リベリアなど3カ国の死者が、1万1,309人。

一方で、インフルエンザは、毎年およそ25万人から50万人が亡くなっている。

正しく怖がることが、大事だと思われる。