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8月1日のテーマは、「FRBの利下げ」。

アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)は7月31日、政策金利を0.25%引き下げると発表した。

利下げを受けて、今回は円安が進んだ。

夏休み、海外に行かれるという人は気になるニュースかもしれない。

このFRBというのは、日本でいうと日本銀行のようなもの。

まずは、日本の銀行になぞらえて利下げについて考えてみる。

わたしたちが普段利用する一般の銀行も日本銀行からお金を借りる。

でも、ただでは貸してくれない。

日本銀行に借りたお金を返すとき、借りたお金に、いくらかお金を上乗せして返す。

この上乗せする金額は、金利で決まる。

もし、日銀がこの金利を低くする、つまり金利を下げたらどうなるか。

一般の銀行は、それだけ日本銀行に返すお金が少なくて済むので、その分、わたしたちにお金を貸すときの金利も低くすることができる。

例えば、社会人5年目のフジ男君が、彼女とデートするために車を買いたいと思ったとする。

仮に、金利が10%の時に、300万円を銀行に借りて車を買うとする。

銀行には、5年かけてお金を返すと約束した。

この場合、フジ男君が返すお金は、およそ382万円。

つまり、300万円の車を382万円出して買ったことになる。

しかし、金利が1%に下げられていたらどうなるか。

5年間で返すお金は、およそ308万円で、かなり差がある。

お得ということになれば、われもわれもと、我慢していた車や家など、物を買う人が増える。

そうすると、それを売っている会社ももうかる。

もうかれば、給料も上がると考えられる。

こうして、経済が活性化すれば景気が回復する。

だから、景気が悪い時に金利を下げるわけである。

FRBが金利を下げたということは、アメリカ国内で、人々がお金をより借りやすい状況が生まれたといえる。

(ただ、アメリカは景気が悪くないのに、このように金利を下げるというのはどういうことなのか?)

フジテレビ・風間晋解説委員「トランプ大統領の再選のためなんですね。景気の先行きが今は不透明だということで、今回利下げになったんですけど、その原因を作った貿易戦争というのを仕掛けたのは、大統領の受け狙いなんです。でも、現職の大統領は、選挙の年に経済がうまくいっていると再選されやすいという。だから、大統領は露骨な利下げ圧力を今までも続けてきましたし、これからも続ける。経済の仕組みではなくて、トランプ政治の都合で中央銀行の政策が左右されているというのが現状だと思います」