天皇皇后両陛下が、在位中最後となる地方訪問を終え、19日、東京に戻られた。

行く先々で多くの人たちとふれあってこられた、両陛下。

そのお姿は、最後まで変わることはなかった。

伊勢神宮での退位に向けた儀式を終え、19日、皇居へと戻られた天皇皇后両陛下。

通られたのは、東京駅から真っすぐに皇居方向へと延びる行幸通り。

30年前に即位して以来、地方訪問の際などに何度も往復したこの道を通って、皇居に戻られるのは、19日が在位中最後となる。

ご結婚から60年、即位から30年。
両陛下、最後の旅の詳細が明らかになった。

天皇として最後の地方訪問となった、今回の伊勢神宮ご参拝。

18日、宿泊先の三重・志摩市へ特別列車で移動された際には、側近に、「待っている人がいたら教えてね」と声をかけ、列車で移動する45分間、立ったまま手を振られていたという。

沿線の人々に自ら手を振り、気がついてもらえたことがわかると喜ばれていたという。

そして、18日夜、両陛下が宿泊先で一緒に過ごされたのは、一人娘の黒田清子さん。

伊勢神宮の祭主として、退位の報告の重要な儀式を見届けた清子さんは、18日が50歳の誕生日。

陛下にとって、在位中“最後の旅”での親子水入らずの時間は、おひとりおひとりの心に残るものになったとみられる。

19日も行く先々で何度も立ち止まり、人々に手を振り続けられた両陛下。

特別列車で三重・志摩市をたち、愛知・名古屋駅に向かう車中も、2時間余りにわたり、沿線の人々に手を振られたという。

その後、名古屋駅で新幹線に乗り換え、東京に向かわれた両陛下。

東京駅では、沿道で大勢の人が見守った。

訪れた人は「うれしい、もう感激」、「感激しました」、「平成最後にお会いできでよかった。うれしかったです」などと話した。

退位の日まで、あと11日となった。