クラスター“多発” 高齢者施設は深刻な人手不足 感染拡大を避けづらい背景とは…【岡山・香川】

第6波でクラスターが多発し、感染者が急増しているのが、高齢者施設です。

玉野市の介護施設では、日々、綱渡り状態での営業が続いています。実態を取材しました。

(アール・ケア 山根一人社長)
「こちらがグループホーム。スタッフ1人が陽性で20日間の休み。ここから向こうはデイサービス。(横の施設で)陽性が出ているので、気を使いながら毎日営業している。大変な状況」

玉野市で介護施設などを運営するアール・ケア、岡山県内28の事業所で約3200人の利用者を抱えています。

最近は、毎日のように職員数人が検査結果待ちで出勤できず、人出不足は、日々、深刻さを増しています。

(アール・ケア 山根一人社長)
「こちらはコロナ禍になって、臨時でマスクやガウン・防護服を保管する部屋になった。
一式用意をして、いざという時、すぐに取り出せるようになっている」

施設から1人でも感染者が出ると、濃厚接触者は、100人以上に上るといいます。

その1人1人の家を1軒ずつ訪れ、PCR検査を行っています。

人出が足りない中で、さらなる労力がかかりますが、全ては、1日も早い営業再開のためです。

(アール・ケア 山根一人社長)
「デイサービスを楽しみにして、計画を立てて、自分の身体機能をアップさせようという思いのある人にとっては 、(休業で)寸断されると非常に厳しい」

2月に入って岡山県内の高齢者福祉施設で発生したクラスターは13件で、全体の3割を占めています。

感染拡大が避けづらい背景には、介護業務のある特徴があります。

「1人の利用者を複数の職員が対応」

1人の利用者に対し、食事、リハビリなど、それぞれ別の職員が対応しているため、感染の連鎖が起きやすいのです。

それでも、エッセンシャルワーカーとして、日々の綱渡り状態をなんとか切り抜けています。

(アール・ケア 山根一人社長)
「利用者に対するサービスが、まず1番。生活を守っていくために。自分たちが犠牲になってもやらなければならないことがある。じーっと頑張っていくしかない」

歯止めのかからない感染拡大。介護の現場では、きょうも懸命な努力が続いています。

記事 1176 岡山放送

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