さまざまな競技のアスリートは、自身の競技はもちろん、競技以外でもいろいろなことを経験している。

7月15日に放送された「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系列)では、アスリートたち自身が経験したことや競技にまつわる情報をクイズ形式で出題し、2択で答える企画「ジャンクQuiz」を開催した。

かわいいリュックの中には何が…?

メジャーリーグにはルーキーがチームに溶け込むために行われるようになった、ちょっと変わった恒例行事がいくつかあるという。

エンゼルスで活躍中の大谷翔平選手が初めてホームランを放った時、チームメイトに祝福されると思いきや、誰も駆け寄ってくれず、たまらず自分からアピールしてしまった大谷選手。

これは、ルーキーが初めてホームランを打った時に、あえて誰もが無視をする「サイレント・トリートメント」という歓迎方法の一つ。

また、毎年9月末に行われる「ルーキー・ヘイジング」は、その年に加入した新人に仮装をさせるもので、その日は新人のロッカーには先輩たちが用意した衣装が置いてあるという。

新人はその衣装を着たまま、球場内の通路から遠征先まで移動しなければならない。松井秀喜さん、松坂大輔さんら日本人メジャーリーガーも1年目の時に経験している。

この「ルーキー・ヘイジング」は、新人は必ずやるようで、今年は大谷選手がどのような仮装をするのか期待が高まる。

そこで元メジャーリーガーの斎藤隆さんが出題したのは、「新人救援投手はかわいいリュックを背負って、試合が始まる前にベンチからブルペンまで移動するという行事があるが、このリュックに入っているものは何?」という問題。

A.ブルペンで食べるためのお菓子
B.ゲームや雑誌などの暇つぶしグッズ

正解は「A」。

このバッグは通称「ブルペンバッグ」と呼ばれ、その中には簡単な救護グッズのほかに、お菓子が入っているそうだ。

キャラクターが描かれているものなど、可愛いリュックにしている理由は、選手たちの洒落っ気からきていて、メジャーリーグの名物にもなっている。

現役最後の試合で監督を驚かせた澤穂希

2011年、なでしこジャパンをW杯優勝へと導き、その年もっとも活躍した選手へと贈られる「FIFA最優秀選手賞」にも輝いた澤穂希さん。

引退を表明した2015年12月に行われた、現役最後の試合となった皇后杯の決勝で、「現役最後の試合、何をして当時の監督を驚かせたか?」という問題を出題。

A.決勝点を自分のヘッドで決めると当てた
B.試合前に泣き出した

正解は「A」。

そこで当時、澤さんが所属していた「INAC神戸」の監督だった松田岳夫監督を直撃すると、「バスで会場入りする際に、バスのドアに頭をぶつけて、その時に『頭で点を取るかもね』と言ってました」と明かした。

実際に試合で澤さんはヘディングでゴールを決め、これが決勝点となり優勝。

実は、試合が澤さんの宣言通りになることはこの時だけではないそうで、松田監督は「今日は誰が点を取りそうとか、頭でとか左足でとか、少し具体的な内容で、勘なのかわかりませんが、実際にそれが当たったりもするので、驚いたことは何回かあります」と話した。

澤さん自身も、2011年のW杯で優勝した時に、今までアメリカには1回も勝ったことがなかったが、前日のメディア対応の際に、「明日絶対に勝つ気がする」と思い、さらに「優勝トロフィーを掲げているイメージが降りてきた」という。

他にも、2015年のW杯で岩渕真奈選手から何度も「今日点取る?」と聞かれた澤さんは「今日の試合じゃない」と返事をしていた。だが、準々決勝のオーストラリア戦で岩渕選手に対して、「今日、点取るよ」と言ったところ、途中出場した岩渕選手は点を決めた。

澤さんいわく、「直感みたいなのがあって、雰囲気を見たりしてその子が点を取るイメージが降りてくる」といい、それを聞いたMCの浜田雅功さんは「すごいね…」と驚いていた。

なぜ、白のレオタードだけで出場した?

新体操日本代表でフェアリージャパンを率いる山﨑浩子さん。

1984年には選手としてロサンゼルスオリンピックで8位に入賞し、日本新体操界で一時代を築いた。

現役時代には1979年から全日本選手権で個人総合5連覇。その中で、3連覇がかかった1981年の大会から出題。

音楽と体の動きの一致の美しさを競い合う新体操では、種目ごとに曲と衣装を変えるのが通常だが、山﨑さんは3連覇がかかった試合で、個人総合4種目すべてを白のレオタード1着だけで演技をするという前代未聞の行動に出た。

なぜ、白のレオタードだけで全日本選手権に出場したのか。

A.コマネチのまねをした
B.レオタードが盗まれ、白のレオタードしか借りられなかった

正解は「B」。

実は、大事な全日本選手権の数日前に、持っていたレオタードを洗濯して自宅のベランダに干していたが、翌日、ベランダを見てみるとレオタードがすべて盗まれていたという。

そんな緊急事態の中、白のレオタードしか借りることができなかった山﨑さんだが、その実力は変わらず、無事に3連覇を果たした。

盗まれたレオタードは依然として出てきていないが、ただ、白のレオタード姿が好評だったようで、「とってもキレイだったと言われたので、当分は白一着で。白が出てきたら山﨑浩子ということで」と突然のハプニングも前向きにとらえていた。

ラグビーの意外なトリビア!

ラグビー世界最強の"オールブラックス"こと、ニュージーランド代表として活躍し、現在は日本国籍を取得して、日本のトップリーグで活躍するアイザック・ロスさん。

イングランド発祥のラグビーは、諸説あるがサッカーの試合の最中にエリス少年が反則をして、ボールを持って走ったことが起源とも言われている。

ボールが楕円の形をしているのはより軽いボールを作るために、豚のぼうこうで作ったことが始まりなど、さまざまなトリビアが存在している。

そんなラグビーではナショナルチームの代表として国際試合に出場した回数を「キャップ数」と呼ぶが、なぜそう呼ばれるようになったのか。

A.国の代表を船長に例え、キャプテンを呼ぶ習わしがあったから
B.国の代表として試合に出ると帽子(キャップ)をもらえるから

正解は「B」。

イングランドでは、ユニフォームがなかったころに、敵味方の区別をつけるためにおそろいの帽子をかぶっていたことがはじまりだと言われている。

この伝統から、イングランド代表選手には協会から帽子が贈られるようになり、それが世界中に広まって代表選手として国際試合に出た回数を「キャップ数」と言うようになった。

デビュー戦で起こったハプニング!

世界三大レースの一つ、「ル・マン24時間耐久レース」。

先日行われた世界で最も過酷なレースと言われる大舞台で、ポールポジションを見事獲得。

史上初の“日本車+日本人ドライバー”での制覇を達成したレーサー・中嶋一貴さん。

22歳で父親と同じF1ドライバーとなった中嶋さんは、2007年のデビュー戦でとんでもないことをやらかしたという。

「F1ブラジルGP」で、初のオーバーテイクも華麗に決めたが、レース中盤には各チームがピットストップを開始。
中嶋さんも初めてのピットストップを経験するが、この時に普通では考えられないあることをやってしまった。

A.ライバルチームのピットに入った
B.ピットクルーをひいてしまった

正解は「B」。

ひかれたピットクルーは痛そうだったが、大事には至らず…。
前代未聞のハプニングがあったが、そのあとはミスなく周回を重ねて、F1デビュー戦を見事10位で完走した。

浜田さんが「あんなことある?」と突っ込むと中嶋さんは「あんまりないですね」とあっけらかんとしていた。

中嶋さんは「ピットの道路は制限速度があって、普段は60キロですが、レースの時だけ100キロに変わるんです。急に速くなったところを普段通りで止まろうとしたら車は急に止まれないです…」と話した。

その時は「頭が真っ白になり、やってしまった!」と思ったようだが、「普通に代わりの人が出てきてタイヤを変えて出てけみたいな感じで。出ていくしかないじゃないですか。出て行ったら車も壊れていなかったので、最後まで走るしかないですよね」と当時を振り返った。

だが、「ちょうど、週末に一緒にサッカーをやっていたクルーたちだったので、『お前のせいで3カ月サッカーができなくなったよ』」とひいてしまったクルーから言われたようで、謝ることしかできなかったという。

競技のトリビアや伝統行事、失敗談などのクイズから、アスリートの意外な素顔が見えてきた。


『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~7:57放送