日常戻る武漢市…渋滞に「喜び」も

2か月半にわたる都市封鎖が解除された中国の湖北省の街・武漢市。

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これまで“感染爆発の震源地”とも言われてきた武漢市の人々は…

武漢市民:
長い間家にいた。(解除のあとでも)外に出るときはマスクをするべきという自己防衛の意識か身についた。

武漢市民:
2か月家にいたから、毎晩散歩するとかして体を鍛えないと。

人が戻り始め、にぎわいを取り戻しつつあるように見える街。市内にあるエッグタルトの店ではいち早く行列もできていたが、よく見ると列に並ぶ人々は間隔を空けず、密着状態だった。

一方、幹線道路では感染への警戒からか、車を使う人が増え渋滞も復活。
渋滞の様子を撮影した人は「やっと渋滞できるようになった、本当によかった」と話していた。

「結婚ブーム」の一方で葬儀場にも人があふれる

さらに、封鎖の解除はカップルたちにとっても朗報に。

市役所には、手袋をしながら婚姻届に記入するカップルの姿が。

「毎日一緒にいなかった以前より、彼女のことをもっと好きになった」と話す新婚夫婦の姿も見られたが、武漢市内では今、結婚が急増しているのだという。

一方で、遺骨の引き渡しが始まり、葬儀場にも長い列が出来ていた。

あまりに多くの遺族らが並んでいることから「死者の数が当局の発表よりも多いのではないか」などの指摘も相次いでいるという。

封鎖解除で安心戻るか?

新型コロナウイルス対策の成果をアピールする中国だが、これまで「新型コロナウイルス感染者は一人も出ていない」と繰り返し主張しているのが、北朝鮮。

10日の労働新聞に掲載された、軍の射撃訓練の視察とされる写真には、マスクを着けずに軍人たちの前に立つ金正恩委員長の姿があった。この写真は感染防止の成果をアピールするものとの見方もある。


「Live News it!」のスタジオでは…

加藤綾子キャスター:
ずっと外出できなかったのでその気持ちもわかるんですけれど、本当に大丈夫なのかなっていう気持ちにはなってしまいますよね。

フジテレビ・風間晋解説委員:
特に武漢はそうですよね。中国は無症状の感染者をようやく4月1日からカウントするようになったんです。現在、全国で1000人ほどと言われているのですが、1万人はいるでしょうという見方もあるわけです。となると、やはりきちんとチェックをして、情報開示することで早急に信頼回復することが大事です。

加藤綾子キャスター:
まだ慎重に見ていく必要がありそうです。

(「Live News it!」4月10日放送分より)