東京都内としては観測史上初めて40℃を超え、東京・青梅市では40.8℃を記録した。

連日の猛暑が続く中、21日に富山県射水市を走る万葉線では路面電車が脱線。

レールが膨張して歪みが出たためとみられているが、「気温の高さ」が原因と考えられている。

50℃近いレールの上…歪むことはあるのか?

都心の気温が34.2℃だった23日の午後3時過ぎに、サーモカメラで都内の線路を見ると、線路全体は高温を示す赤色だが、レールの上はさらに高い温度を示す白になっている。

サーモカメラは50℃の上限設定のため、レールの上も50℃近くになっていることがわかる。

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では、都心のレールも歪むことはあるのだろうか。

めざましテレビで都心を走る5つの鉄道会社に、レールが高温になった際の対策を聞くと、5社とも「対策している」と回答した。

「レールの温度が高くなってもゆがまないよう、線路の構造を強くしています」
「レールの温度はパソコンで監視できる状態になっており、45℃以上では注意、50℃以上で警戒体制となります。目視および体感でレール状態を確認し歪みなどが発見された場合は徐行運転し、歪んだ箇所は温度が下がった夜に修復します」」といった回答がきた。

関西を走るJR西日本でも先週、レールの温度が上昇したため、徐行運転を行っていた。

車内と車外の温度差は体調に影響も…

一方、猛暑が乗客の体調に影響を与える恐れもあるという。

街の人も「電車の中はすごく寒いことが多い」や「電車の外に出るとクラッとすることはありますね」といった声があがっている。

冷房が効いた列車内とホームではどれくらい温度差があるのか。

23日の午後6時30分、都内にある駅で気温をはかってみると34℃を示した。

駅に入ってきた列車に乗客が乗り降りする様子をサーモカメラで見ると、ホームで待つ人はほとんどが緑色で、そこに到着した列車はやや温度が高めのオレンジ色と緑色のまだら模様。

ドアが開くと最も温度が低い青色の乗客がホームへ。

ドアの部分も青色で車内の涼しさがわかる。

緑色の人たちが車内に入ると、ドアが閉まり列車は駅を後にした。

鉄道会社5社に通勤ラッシュでの冷房の設定温度を聞くと、4社が26℃、1社が25℃と回答。

23日の気温と比べると車内と車外では、約8℃の差があった。

衣服を1枚多く、こまめに水分補給を

こういった急激な温度差は、体に変調をきたすこともあると医師は指摘する。

東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身院長は「車内と車外で10℃以上の差が出ることも起こり得る状況にある。自然界ではありえない温度差なので、こうした温度差があると自律神経に負担かかってしまう」と話す。

この状態がひどくなってしまうと、「暑い場所に入り、いきなり血管が開くと熱を放散しなければなりません。交感神経が副交感神経にいきなり転換する時に、心臓や呼吸などに異常をきたしてしまう」可能性もあるという。

また、梶本院長は「冷房の効いた列車から降りた際の温度を少なくするため、車内では衣服を1枚多くはおり、外に出たら脱ぐのが効果的です。また、急な暑さで脱水症状が進みやすくなるのを防ぐために、水分をこまめに取ることも必要」といった電車に乗る際の予防策も語ってくれた。

(「めざましテレビ」7月24日放送分より)