台風12号“異例の進路”たどる可能性も

7月25日、日本の南で発生した台風12号。
27日(金)午後には暴風域を伴って小笠原諸島に接近し、28日(土)の夕方から夜にかけて、東海や関東に上陸する見込みだ。東京都内では「土日は仕事なので、(台風で)電車が動くか心配している」と台風の影響を心配する人も。

7月28日に台風が接近する予想の東京・八丈島。26日午後1時すぎの様子を見ると、まだ波は穏やかで晴れ間が出ていた。

今回の台風12号は、このところの猛暑で日本近海の海水温が平年に比べて2℃ほど高くなっていることから、日本近海でさらに発達する可能性がある。
また、これまでにない異例のコースをたどる可能性もあり、どこで災害が起きてもおかしくない状況だ。

さらに、夏休みの週末ということもあり、さまざまな催しに影響が及ぶ恐れもある。

隅田川花火大会は「中止」? 開催判断は当日発表

7月28日(土)に開催が予定されている「隅田川花火大会」。

東京の夜空を2万発の花火が彩り、例年100万人近い見物客が訪れる国内最大級の花火大会だ。


5年前の2013年の隅田川花火大会は、ゲリラ豪雨により途中で中止に

ずぶ濡れになって家路を急ぐ多くの人で、会場付近の駅などは大混乱となった。


今回、浅草で取材をすると、「台風で中止になったら残念かなって思います」「できるなら中止にならないでほしい」と花火大会の開催を望む声が多かった。

墨田区役所に確認したところ、現在、電話での問い合わせが殺到しており、当日の午前8時に開催の判断を公式ツイッターで発表するということだ。
土曜日に実施できない場合は、翌日曜日に順延され、日曜日も実施できない場合は、花火大会は中止となる。

浴衣のレンタルショップもやきもき…

花火大会開催か、中止か。
まだはっきりと見通せない状況に、不安の声をあげているのは、来場客だけではない。

浅草で浴衣レンタルを行っている「着物レンタルショップ小桃」の加藤一輝さんによると、すでに30件ほどのキャンセルが出てしまっているという。
直撃が予想される台風の影響について、「かなり痛いですね」と話していた。

フジロック参加者が続々と会場入り「テント」で滞在

新潟県にも、台風の接近にやきもきする人たちがいた。

JR越後湯沢駅前のバスロータリーには、リュックやキャリーケースなどの大きな荷物を持った人たちの行列が…


そのお目当ては、7月27日(金)~29日(日)の3日間、新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催される「フジロックフェスティバル」。
昨年は12万5000人が来場した日本最大規模の野外音楽イベントだ。

29日には、2016年にノーベル文学賞を受賞したアメリカのシンガーソングライター、ボブ・ディランさんが出演する予定。
「ディランが来るなんてびっくりした。一生に1回くらいボブ・ディランを見てみたい」とファンの期待が膨らんでいる。

台風接近の可能性がある中での野外イベントということで、参加者の多くは、テントを張って滞在するという

夏本番を迎え、各地で多くのイベントが開催されるが、安全の確保を第一に楽しんでほしい。

(「プライムニュース イブニング」7月26日放送分より)

【追記 7/27】

隅田川花火大会の公式ツイッターで、28日(土)に予定していた開催は、台風12号の影響により、29日(日)に順延することが発表された。
なお、29日(日)の実施可否については、28日(土)午後6時に公式ツイッターで発表するとのこと。