これは、めざまし8が独自に入手した噴火後のトンガの様子をとらえた映像です。
停電や通信障害が今なお続く「トンガの今」が見えてきました。

泥に覆われた道路、壊れた建物
現地住民:
今、道はこんな状況です。もう散歩なんてできないね。
この箱はいったいどこから流れて来たものかな。
うわー見てあれ、家が壊れている。昨日通った時はまだ壊れてなかったのに。
海の水がここまで来たんだな。
ココナッツの木が建物の中に入っている。
あそこにもまた船があるね、あそこの上まで水が来たんだ。
これは、トンガ出身のラグビー元日本代表選手、タウファ統悦さんの同級生が噴火後の様子をとらえた映像です。大規模な火山噴火の影響で停電や通信障害が続くトンガのリフカ島で撮影されました。撮影された詳細な時間は分かりませんが、噴火後、津波が押し寄せた後の街の様子がおさめられいています。道路は泥に覆われ、つぶれてしまっている建物も。ところどころに水たまりもある状態です。タウファさんもトンガに住む家族を心配しています。
鳴り響く破裂音に住民動揺
さらに別の映像を見てみると、パンッ、パンッ、と破裂音が鳴り響いています。これは、海底火山の噴火による音だとみられ、映像からは動揺する人の声も……。
この映像が撮影されたトンガのリフカ島は、噴火した海底火山から約135キロ離れていますが、これだけ大きい音が鳴り響いていたことがわかります。
こちらは噴火後の画像です。
海沿いに置かれた車のフロントガラスは火山灰で覆われ、灰色に。

海沿いの木々はなぎ倒されています。

南米のペルーやエクアドルまで津波の影響を及ぼした、トンガ諸島で起きた今回の海底火山の噴火。世界中が手軽に映像やメッセージをやりとりできる時代に、トンガは今、「国際社会から遮断状態」となっています。救援のためにも現地の被害状況の早急な把握が求められます。
(「めざまし8」1月18日放送)