15日午前、大学入学共通テストが行われる東京大学前の路上で、受験生ら3人が刃物で刺された事件で、逮捕された高校2年の少年が、”火炎瓶”とみられるものを、多数所持していたことが分かった。

警視庁によると、少年は、受験生らを襲う直前に、現場近くの東京メトロ南北線東大前駅の改札付近などで、着火剤をまいて火を付けたという。駅周辺ではボヤが4件以上起きていて、いずれも少年の犯行とみられている。少年は、地下鉄の車内でも何らかの液体をまいたとみられている。

少年が所持していたとみられる火炎瓶とみられるもの
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事件発生直後の東大弥生キャンパス(午前10時前)

また、少年は、取り押さえられた際、可燃性の液体が入ったペットボトルと瓶、あわせて11本を所持。さらに、可燃性の液体が入った栄養ドリンク3本と着火剤と結びつけたものを3セット持っていたという。これらの液体はエタノールとみられていて、火炎瓶として使われる可能性があった。着火剤は20本以上見つかっているという。

放火や”火炎瓶”を所持していた理由は分かっていないが、調べに対して少年は、「成績不振で、自殺しようとした。自殺する前に多くの人を巻き込んで罪悪感を抱いて死にたかった」という趣旨の供述をしている。