孫悟空モデルのサル3匹が連続死

美しい、まるで黄金のような茶色の毛並み。
そして、愛くるしい“つぶらな”瞳。
サルの仲間、「キンシコウ」だ。

中国の古典「西遊記」の主人公で、神通力を持つサル「孫悟空」のモデルとされるキンシコウ

中国・チベットなどの、高山森林帯に生息している絶滅危惧種である。

日本では現在、熊本市動植物園以外ではお目にかかれない“貴重な珍獣”だ。

ところが、その動植物園で先月22日、オスのシンシン(21)が死んだのに続き、その5日後にはオスのパオパオ(29)、今月16日にはメスのヘンヘン(27)と、およそ1か月の間に3匹のキンシコウが相次いで死んだ。

今、日本で目にすることができるキンシコウはメスのヨウヨウ(14)、そして、オスのフェイフェイ(19)の2匹だけになってしまった。 

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熊本地震と猛暑が影響か

ほかの動物でもあまりないというナゾの連続死。

その原因は、おととし発生した熊本地震で壊れた獣舎の改修が影響したのでは、とみられている。

熊本市動植物園の飼育担当・井手真司さんによると、熊本地震で獣舎がかなり被災したため、キンシコウ舎の改修のために、今年5月、キンシコウ5匹を当時空いていた猛獣舎に移動したという。

その移動に関して「一般的に飼育動物というのは、環境がコロッと変わってしまったりエサが変わってしまったりするとすごくストレスになりますのでその辺が一つの要因だったのでは」と指摘。

さらに、「もともと暑さにあまり強くない動物。食欲も落ちていましたし、その辺の暑さも影響したのかなと」と猛暑が連続死に影響した可能性も指摘した。

残された2匹のキンシコウは血がつながった姉弟のため、増やすためには中国などから新たな個体を得て、繁殖させる以外に方法はないという。

(プライムニュース・イブニング 7月31日放送分より)