パラスイマーの小野智華子選手。
2012年ロンドン・パラリンピック100m背泳ぎで8位入賞し、2016年リオ・パラリンピックでも8位入賞した。
そんな小野選手について、コーチは「負けず嫌い」と話す。
 

自他共に認める「負けず嫌い」

 
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「智華子はとにかく負けず嫌いな女の子です。今はメダルが届きそうな場所にいるので、メダルを取らせてあげたいし、取らせたい」
そう話すのは10年の間小野選手を見続ける、寺西真人コーチだ。

 

小野選手自身も同じように、自らを負けず嫌いだと思っている。
「誰かができて、自分ができないのが物凄い悔しくて。その人に追いつくだけじゃなくて、追い越そうって、いつも思っています」
笑いながらそう話した小野選手は、全く目が見えない全盲だ。

しかし、幼い頃は目が見えないことを自分ではわかっておらず、「見える人が自転車に乗れて、自分が乗れないことを意味がわからないと思って。それが悔しくて…」と、悔しさから練習を重ね、なんと自転車に乗れるようになったそうだ。
 

パラ五輪で入賞しても満足はしない

 

「水の中では自由になれる」
生後10カ月で視力を失った小野智華子選手は、小1で水泳と出合い、どんどんのめり込んだ。地道な努力を積み重ね、やがて世界と戦えるパラスイマーに成長した。

パラリンピックは12年ロンドンで念願の初出場を果たし、16年リオでは2大会連続出場。ともに100m背泳ぎで見事8位入賞を飾った。

しかし、小野選手はその結果に満足はしていない。自身3度目のパラリンピックとなる2020年東京を目標に、さらなる高みを目指している。
 

水泳と仕事の両立で2020東京金メダルを目指す

 

小野選手は2年前から仕事も始めた。
人事部に所属し、水泳と仕事の両立に勤しんでいる。

好きな言葉は「自分に負けない」。
きつい練習から逃げず、あきらめずに、もっとタフに戦えるよう練習する。「2020年には世界新の記録を出して、金メダルを取るのが目標」と力強い。

現在、小野選手は23歳。夢にはまだ続きがあるという。
自分を乗り越え、誰よりも速くゴールにたどり着いた時、きっと新しい自分に出会えるはずだ。


最後に一言、照れ臭そうに話してくれた。
「期待を裏切らないように努力して、練習を続けていきたいと思うので、応援宜しくお願いします」
 

 

小野智華子(オノチカコ)

1994年10月2日生まれ 23歳 北海道出身 あいおいニッセイ同和損害保険 所属。
2012年ロンドン・パラリンピック100m背泳ぎ8位入賞。
2016年リオ・パラリンピック100m背泳ぎ8位入賞。
目標は2020年の東京パラリンピックに出場し金メダルを獲得すること。
視覚障がいS11クラス。


(PARA☆DO!:毎週水曜夜10時54分放送
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