"鎌倉クジラ"はシロナガスクジラと判明

神奈川・鎌倉市の由比ケ浜海岸に打ち上げられたクジラ。
6日、クジラの回収作業が行われ、海水浴場には多くの見物客が訪れた。

この記事の画像(4枚)

このクジラは体長10メートル52センチで、5日、死んだ状態で発見された。
発見から一夜明け、回収作業のため現地入りした専門家らにより、その正体がシロナガスクジラだと判明した。

シロナガスクジラといえば、最大30メートルにも達する、世界最大の生物。
国立科学博物館の田島木綿子さんは「色々な調査の結果、シロナガスクジラということがわかった。(大きさから)生まれたての赤ちゃんということがわかる」と話す。

赤ちゃんクジラ…生態解明のため引き取りへ

これまでにも、2014年に茨城・鹿嶋市でザトウクジラが見つかるなど、各地でクジラが打ち上げられたという報告があったが、日本の海岸にシロナガスクジラが打ち上げられるのは極めて珍しいことだという。

東京海洋大学・鯨類学研究室の中村玄助教授はシロナガスクジラの生態について、「(数は)ものすごく少なくなってきている。すべての海にいる。特に外洋の方にいる。あまり沿岸には来ない」と話す。

シロナガスクジラは日本の近海にも生息しているものの、個体数が少なく沖合にいることが多いため、海岸に打ち上げられることは極めて稀だという。

専門家によると、子供のクジラが親からはぐれ、何らかの理由で弱ってしまって死んだ後に打ち上げられた可能性が高いという。
今回、回収にあたった国立科学博物館は、この死骸を詳しく調べ、シロナガスクジラの生態の解明に役立てたいとしている。


(「プライムニュース イブニング」8月6日放送分より)