王貞治が語る「プロ野球16球団構想」

心にしみる名シーン。歴史に残る名勝負。1920年に野球を職業とするチームが初めて日本に誕生し、それから100年。これまで数々のドラマを生み続けてきた日本のプロ野球。

しかしその一方では、根深い構造問題を抱え、閉鎖的と批判され、過去にはリーグ統廃合の危機に直面することもあった。そんな日本球界に風穴を開けようと、ひとりの男が声を上げた。

福岡ソフトバンクホークス会長、王貞治さん。今年の5月には80歳を迎える。

現役時代は本塁打王15回、三冠王2回など数々のタイトルに輝き、通算868本塁打は、いまだ破られていない不滅の世界記録だ。

日本球界をけん引してきた男が、初めて口にした「球界再編」への思いとは。“コロナ禍”のなか、まだ開幕が決まらない日本のプロ野球。プロ野球の行方はどうなる?

王貞治福岡ソフトバンクホークス会長:
チームは多い方がいい。プロなので採算が優先されるが。小学生から大学まで(野球をやっている人間の)受け皿があった方が絶対にいい。野球界のためには、現在の12チームから、やり易いのは、16チームになれば、そうすればクライマックス(シリーズ)など、あれこれ言われなくて済む。12だからクライマックスが現行のやり方になっている。できるのであれば16、だからあと4チーム誕生してほしいなと思っている

日本球界のまさにレジェンドが語る「プロ野球16球団構想」。まずは現役のコミッショナーを直撃した。

すぐにどうという話ではない

日本野球機構 斉藤惇コミッショナー:
野球を全国に広げるという意味で(球団増は)参考にはなる。いろいろとこちらも考えたいが、今すぐにどうこういう問題ではない。北海道や宮城県に球団が出来て、地方の活性化に貢献しているといわれているが、それはとても大事なこと。しかしプロ野球界は事業でもあるし、いろいろな人の意見もあるので、すぐにどう、という話ではない

日本野球機構 斉藤惇コミッショナー

現役監督は16球団構想に前向き

さらに12球団の現役監督は…

埼玉西武ライオンズ 辻発彦監督:
球団が増えたら面白くなる。いろんな地域に球団が増えて盛り上がると思う。野球をする子供が減っている。少子化だから仕方ない面もあるが、しかしここ数年を見ていると球場に足を運んで来られるファンは増えている

埼玉西武ライオンズ 辻発彦監督:

福岡ソフトバンクホークス 工藤公康監督:
球団が増えるイコール野球の施設や子供の遊び場が増える。子供たちの野球離れなどを考えると遊び場や、その先の受け皿を作ることが必要だと思う。

福岡ソフトバンクホークス 工藤公康監督:

北海道日本ハムファイターズ 栗山英樹監督:
地域ごとにプレーオフに向かうことを理想とすれば16という数字は妥当な数かなと。例えば、仙台に行けば、楽天への思いは強く感じるし、間違いなく“おらがチーム”になっている。プロ野球はインターナショナル的なものではなく地域的なものだと思っている。16チームになれば新たに4つの地域が野球を通じて活性化するのは素晴らしいことだと思う。今は球場にファンが来てくれているが、これからはわからない。いま変われなければ、と思う

北海道日本ハムファイターズ 栗山英樹監督:

パリーグ残りの3球団、東北楽天イーグルス、千葉ロッテマリーンズ、オリックスバファローズは取材NG。一方、セリーグは、実に全6球団が取材NGという結果に終わった。

(テレビ西日本)