年も明けて、卒業シーズンが近づいてきた。

一生の思い出にはなるが、作るのが大変な卒業アルバム作りを、誰の負担にもさせない、新たな動きがある。

わが子の写真が少ない・50代「自分の子が、これしか写ってないのかとか。あっもうない! とか思った。そんなに何枚も写ってなかった」

わが子の写真が少ない・40代「同じ子が多い感じはした。どうしても目立つ子にいっちゃうのかな」

卒業アルバムをめぐって、保護者からよく聞かれる、「うちの子が写っている写真が少ない」という不満の声。

こうした苦い思いを解消しようと、今、注目されているのが、顔認証の最新技術。

そのシステムを手がける会社を訪ねると...。

写真販売システムを運営「エグゼック」・山中淑史取締役「卒業アルバムの中で、何回写っているか、自動的にAIがカウントしてくれる」

人工知能・AIが、人の顔を覚えてデータ化する。

これにより、“写りすぎ”、“写ってなさすぎ”の不公平感をなくしたい考え。

写真販売システムを運営「エグゼック」・山中取締役「顔の情報全体を使って判別している。特に重要なのが、『目』の情報。目が出ていれば大丈夫。左上の女の子は、『4回』登場。青の丸は、顔の面積の合計ポイント。みなさん平等に写っていると、満足度が高まると思います」

やはり、卒業アルバムで楽しみにしているのは、自分の子どもの姿。

しかし、あるアンケートでは、「掲載写真の枚数に差がある」と感じた人が42.1%、さらに、「わが子が載っている写真が、ほとんどなかったように思う」という人もいた。

ただ、卒業アルバムを作る側の先生や保護者も、不公平感をなくそうと、苦労している。

運動会などの子どもたちの写真を見て、手作業で「正」の字を書いて数えるなど、アナログな方法でやっている。

さらに、コロナ禍で行事も減ったうえ、マスク姿が多くなったため、写真の数も減り、さらに、マスク姿で顔の判別がつかず、作業がとても大変になっているという。

そこで登場したのが、AIのシステム。

このシステムは、低学年から高学年に成長しても判別してくれるほか、マスク姿でも、目で判別できるという。

このAIを使ったシステムを使う学校は、2020年度は300校あったが、さらに2021年度は、700校から800校程度に増えるという。