交通事故死者数 過去最少を更新 

2021年1年間に交通事故で死亡した人は全国で2636人で、前年より203人減った。統計を取り始めた1948年以降最も少なく、5年連続で最少を更新した。交通事故の発生件数自体減少していて、前年より3753件減って30万5425件。負傷者も36万1768人で前年より7708人減った。

2021年6月、八街市では、児童の列にトラックが突っ込み2人が亡くなった
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初めて死者が3000人を下回った2020年に続いて新型コロナウィルスの感染拡大での外出自粛が影響しているとみられ、警察庁は分析を進めている。また、近年続いている減少傾向の要因としては、自動ブレーキなど車の機能の高度化や官民一体の対策、ドライバーの安全意識の向上などが考えられるという。

都道府県別で最も死者数が多かったのは神奈川の142人で、初めてワーストとなった。次いで大阪が140人、東京が133人だった。神奈川は大幅な増加ではなく、他の都道府県が減少したことなどが影響しているとみられている。最も少なかったのはおととしから8人減った島根県の10人だった。

2021年11月、横浜市では、バス停に車が突っ込み2人が亡くなった。

死者数は高齢者の割合が過去最高 

一方、65歳以上の高齢者の死者数は1520人。前年より76人減ったものの、全体の57.7%を占め、割合は2年連続で過去最高となった。道交法の改正により今年5月からは、一定の交通違反歴のある75歳以上のドライバーに免許更新の際に運転技能検査が義務づけられる。いわゆる実車試験が始まり、期間内に何度でも受験できるが合格しないと免許を更新できない。

また、国が認定した自動ブレーキなどの安全機能を備えたサポートカーの限定免許の交付も始まる。警察庁は高齢ドライバーの事故防止に向け今後も対策を強化していくとしている。

(フジテレビ社会部・警察庁担当 尾瀬真澄)