外出自粛が続くこの週末、街の様子とは反対に、大忙しの人たちがいた。

これからいっそう厳しくなる外出自粛へのヒントになるかもしれない。

2度目の外出自粛要請が出された週末。

東京・渋谷のスクランブル交差点の人出は、雪が降っても混み合っていた3月14日と比べると、明らかに少ないことがわかる。

普段は、大勢の人でにぎわう神奈川・横浜の歩行者天国も、人の姿がほとんどない。

外出していた人に話を聞いてみると、「きょうは仕事で、来たくないですけど、ぶっちゃけ。買い出し以外では、個人的には出る気がしないです」、「心配はあるけど、まだまだ大丈夫かな。自己管理の問題」といった声が聞かれた。

外出自粛の週末、多くの注文に追われていたのが、ファミリーレストランの宅配サービス。

料理が出来上がると、専用の容器へ。
この時の注文は、ドリアやピザ、うなぎ弁当など、合計3,530円分。

到着すると、配達担当者は真新しい手袋にチェンジして、清潔な手袋で料理を手渡す。

デリバリーを注文した客は、「デリバリー助かりますよね。家族全員分。便利ですよ、作らなくて済みますから。感染の危険も非常に少ないので」と話した。

この店舗では、週末の注文が3割ほどアップしているという。

外食需要が減少する一方で、伸びを見せているデリバリー。

中には、こんな出張サービスも。

到着すると、消毒や手洗いのあと、マスクをチェンジ。
そして始めたのが、食のプロによる出張料理サービス。

単身世帯から子育て世代まで、幅広い家庭の食卓に合わせて、メニュー作りから相談に応じているという。

この日は、1歳の女の子がいる家庭からのオーダー。

出張サービスを利用した大作優子さんは、「先週の金曜日もシェフに来ていただくのに買い物をしに行ったら、すごい行列で、ちょっと不安になりました」と話した。

ということで、この日は、食材の買い出し込みで注文。
どんな料理が出来上がるのか。

シェフのhitotokiさんは、「季節野菜を入れた冷蔵・冷凍の常備菜と、最後焼くだけで済むようなお料理を作っていきます。全部冷蔵で召し上がるのであれば4~5日分、冷凍も入れると1週間分くらいは」と話した。

全てが出来上がる前に、1歳のめぐみちゃんが、ランチメニューをパクリ。
スープも、ごっくん。

シェフのhitotokiさんは、「一番うれしいですよね。おいしいって言ってもらえるのが」と話した。

めぐみちゃんも太鼓判のプロの味。

およそ2時間半後、テーブルの上には、13品の料理がずらりと並んだ。

春キャベツたっぷり野菜のポトフ、タラとレンコンのチーズ焼き。
シラスとブロッコリーのきんぴらなどなど。

出張サービスを利用した大作さんは、「短時間で、自分でこれだけの料理を作るのはまずできない。毎日、きょうはどれを食べようか、逆に選ぶのが迷っちゃう」と話した。

料金は、3時間で6,800円~。
この出張料理、企業からの依頼は減っている一方で、一般家庭からの注文は増えているという。