現地メディアに13日、本田圭佑選手がカンボジア代表のチームの実質的な監督就任というニュースが大きく報じられた。

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オーストラリアの強豪チームへの移籍を発表したばかりの本田選手だが、なぜ、カンボジア代表の指揮官となったのか。

12日に行われた会見で本田選手は、「僕にとって初めての監督業になります。僕がカンボジア代表の監督になることが、現役サッカー選手を続けながらすることが可能だと話したところ、本気でオファーを用意すると言われて今、ここに実現しました」と話した。

また、「実際にはメルボルンでプレーするのですべての試合に関われないこともありますが、可能な限りカンボジアサッカーに貢献できるよう頑張りたい」と述べている。

カンボジアでは日本代表チームが憧れの存在

カンボジアの世界ランキングは166位。まだワールドカップに出たことはないが、本田選手とは深い関係があった。

3年前、ロシアワールドカップ・アジア2次予選での対戦でカンボジアを訪れた時、本田選手は地元の人たちの夢に「プロサッカー選手になる」という選択肢がなかったことから行動に出たと、サッカー総合情報サイト「SOCCER KING」が報じている。

翌年、本田選手は自らカンボジアにサッカースクールを開設し、続いて、アマチュアクラブのオーナーとなりチームを強化した。

プロのチームとして成長させることでサッカーの可能性や素晴らしさを広めていった。

実はカンボジアでは日本代表チームが憧れの存在で、中でも人気なのが本田選手。

代表の実質的な監督に就任したことについて現地のサッカーファンは「チームを強くして国際試合にも連れて行ってくれるでしょう」「ホンダ選手はカンボジアをもっと強くできる。本田選手の技術をチーム共有してほしい」と歓迎の声をあげた。

首相府HPより

さらに、本田選手と2ショットで自撮りしているのはカンボジアのフン・セン首相。本田選手は一緒に写真を撮りたくなるほどの存在なのだ。

そんな本田選手の指揮官監督就任は2年契約。報酬は受け取らず移動費と宿泊費は連盟が負担する。

指導者ライセンスがないため、名義上の監督はアシスタントのアルゼンチン人が務める。また、オーストラリアで選手をしているときは週に数回、テレビ電話で会議に参加。

カンボジア代表の国際試合では、ベンチに入り実際に指揮をとるという。

監督デビューは来月の予定

「全然違う国の監督を現役時代にやるのは完全に初めてのケース」だという、サッカージャーナリスト・岩本義弘さん。

クラブの現役選手とナショナルチームの実質的な監督。サッカー界の“二刀流”は成立させることができるのか?

岩本さんは「選手の映像も離れていながらほとんどチェックできるので、以前よりかはちゃんとした形で実現できるのではないかと思います」と話した。

本田選手の実質的な監督デビューは来月10日にカンボジアで行われるFIFAランキング171位のマレーシア戦の予定だ。

(「めざましテレビ」8月14日放送分より)