レストランの宅配サービスが利用者増
外出自粛が続く週末で、多くの注文に追われていたのがファミリーレストランの宅配サービスだ。
取材した大手ファミリーレストランチェーンの「ガスト」では、一部の店舗で1500円(税込)以上の注文で配達を実施している。
この記事の画像(10枚)料理が出来上がると専用の容器へ入れ、担当者が配達へ。この時の注文はドリアやピザ、うなぎ弁当など合計3530円分だった。
到着すると配達担当者は真新しい手袋にチェンジして、清潔な手袋で料理を手渡す。
注文客:
デリバリーは助かります。家族全員分。便利ですよ。作らなくて済みますから。感染の危険非常に少ないので。
取材した店舗では週末の注文が3割ほどアップしているという。
出張料理サービスも人気
外食需要が減少する一方で伸びをみせているデリバリー、中には食のプロによる出張料理サービスも人気を集めている。
単身世帯から子育て世代まで幅広い家庭の食卓に合わせてメニュー作りから相談に応じているという。
利用客の自宅に到着するとシェフは消毒や手洗いの後マスクをチェンジ。
シェフ hitotokiさん:
さっそくお料理始めさせないていただきたいと思います
この日は1歳の女の子がいる家庭からのオーダー。
出張サービスを利用した 大作優子さん:
先週の金曜日も実際シェフに来ていただくのに買い物をしに行ったらすごい行列でちょっと不安になりました。
この日は食材の買い出し込みで注文した。
シェフ hitotokiさん:
季節野菜を入れた冷蔵・冷凍の常備菜と、漬け込みっていって最後焼くだけで済むようなお料理を作っていきます。全部で冷蔵で召し上がるのであれば4〜5日分という感じなんですね。
冷凍を入れると1週間分ぐらいは。
シェフが料理を作っている間に1歳のめぐみちゃんはランチをゆっくり食べていた。
およそ2時間半後、テーブルの上には13品の料理がズラリと並んだ。春キャベツたっぷり野菜のポトフ、タラと蓮根のチーズ焼き、しらすとブロッコリーのきんぴらなどなど。
出張サービスを利用した 大作優子さん:
短時間で自分でこれだけの料理を作るのはまずできないですし、毎日今日はどれを食べようか逆に選ぶのが迷っちゃうと思います。
この出張サービスの料金は3時間で6800円(税別)から(材料費別・交通費込み)。企業からの依頼は減っている一方で、一般家庭からの注文は増えているという。
「デリバリー・出張」サービスはこれから一層厳しくなる外出自粛へのヒントになるかもしれない。
(「Live News it!」4月6日放送)