富田林署から樋田淳也容疑者が逃走して17日で6日が経つ。

12日の夜に警察署から逃走すると赤い自転車で逃走し、隣の羽曳野市で乗り捨てたとみられている。

日が明けた13日の午前0時ごろには、実家に近い松原市の住宅で黒いミニバイクの盗難が判明。

警察は土地勘のある樋田容疑者による犯行の疑いが強いとみて捜査をしている。

樋田容疑者の犯行か?「手慣れた感じ」のひったくり事件

また、13日の夜9時ごろには、羽曳野市で自転車に乗った20代の女性が、現金数千円の入ったかばんを黒いミニバイクに乗った男からひったくられる事件が発生。

犯行現場のすぐ近くで撮影された防犯カメラの映像には、1台の自転車が道路の左側を走行していると、黒っぽいミニバイクがその自転車を追うように斜め後ろにピタリとつけ、同じスピードを維持したまま住宅街を通り抜けた様子が映されている。

元警視庁捜査一課理事官の大峯泰廣氏は「非常に手慣れた感じ。被害者の右側からでないとひったくれないんです。右手にアクセルがあるので、自転車と同速度で近づきひったくる。ひったくった後は、急いでふかして逃げる。これが手口です」と話した。

この防犯カメラの1時間30分後の映像には警察官が住民に聞き取りを行う様子が映されている。

この映像を見た捜査員が「『これやな』と言っていました。警察官が『うわ、目の前や』と言うことを言っていた」と住民は話した。

20代の女性が奪われたかばんは、約27キロ離れた大阪市西淀川区で発見された。

バイクを使ったひったくりの常習犯…

こういった同じようなひったくり事件がここ数日、大阪市内で相次いでいるという。

13日から15日の夜にかけて、生野区や東住吉区、平野区でも発生し、警察は樋田容疑者の犯行として捜査を進めている。

樋田容疑者の行動範囲が一気に大阪市内にまで広がったことに住民は、「夜はあまり出歩かないほうがいい」や「早く捕まってほしい」など不安そうにしていた。

その樋田容疑者は、以前からバイクを使ったひったくりの常習犯とみられていたという。

5月に大阪市住吉区で撮影された防犯カメラの映像には、暗い夜道の左側を走る1台にバイクが後ろから迫り、自転車の右側にピタリと並走する様子が。

この夜、大阪市内では自転車の女性が狙われたひったくり事件が1時間に7件も発生。

警察は、その手口からすべてが樋田容疑者の犯行とみて捜査している。

資金を調達し、大都市から大都市へ移動か?

では、これまでの手掛かりからどのような逃亡生活が考えられるか。

犯罪心理学者で東京未来大学の出口保行教授は、「大都市や繁華街に行けば行くほど人間関係が希薄になります。犯罪機会というのが非常に多くなる。

なぜ、ひったくりという手段を取るのかというと“一番手っ取り早い”とよく知っているから。樋田容疑者は夜に活動していると思います。ひったくりをするにしてもやはり夜の方が顔を見られません。

大都心部に入り込んだあと、資金が集まり、調達が終わっているなら、大都市から大都市に新幹線なりを使って移動してしまうことも考えられます」と話した。

(「めざましテレビ」8月17日放送分より)