東京都で新たに89人の感染を確認。

都は、軽症者などをホテルに移動させる方針を発表。
病床を確保する動きが出始めている。

小池都知事「連日、大変多い数字。感染源が不明だという方々が、50かたいような日々が続いている」

3日、新たに89人の新型コロナウイルス感染者が確認された東京都。
過去最多となった2日の97人に続く高い水準で、これまでの感染者は、これで773人になった。

また、大阪府で35人、神奈川県で31人の感染者が確認されるなど、全国の1日の感染者が初めて300人を超えた。

止まらない感染の拡大。
重症患者を受け入れる病床の不足が深刻さを増している。

日本看護協会・福井トシ子会長「軽症の感染者が入院し、治療を終えたにもかかわらず退院できない。重症患者が入院できないという状況になれば、これはもはや医療崩壊です」

現在は、2回の検査で陰性にならなければ退院できない。
重症の患者が入院できない可能性が高まっている。

感染の拡大が続く東京都では、これまでに確保した750床のうち、2日までに628床が埋まっている。

こうした状況に東京都は、軽症の患者を都が借り上げたホテルへ移動することを発表。

小池都知事「宿泊事業者と地元自治体の協力を得て、モデルケースとして来週中にも、運用開始するめどが立っている」

また、全国にホテルを展開するアパホテルは、軽症者や症状がみられない人を全面的に受け入れる意向を政府に伝えたことを明らかにした。

2日、政府から打診があり、すぐに受け入れの意向を伝えたという。

厚生労働省が策定した宿泊療養に関するガイドラインによると、ホテルなどの施設は1棟、またはワンフロア単位で確保するとし、部屋は原則バス・トイレ付きの個室に。
日中は保健師、または看護師が常駐することとしている。

この部屋は、バス・トイレも完備されており、インターネット環境も整っていて、政府のガイドラインに沿った形となっている。

アパホテルは、受け入れるホテルなど具体的なことは決まっていないとしたうえで、今後、具体的な提案があれば、スタッフの安全策を図ったうえで、国難ともいえる新型コロナウイルスに対応していくとしている。

また、日本財団も軽症の患者などを受け入れるため、東京・品川区の船の科学館などに、およそ1万床の病床を整備することを発表。

日本財団・笹川陽平会長「この施設が使われないで終わるということが、わたしたちの最大の願い」

船の科学館にテント式の施設を作り、4月末までに、およそ1,200床を整備。

また、7月末までに、茨城・つくば市の施設跡地に9,000床を整備する予定。

加藤厚労相「重症者をしっかりケアする必要があるということで、今回の措置をとらせていただいている」

今後の感染者の増加に備えるため、厚労省は軽症者などについて、自宅や宿泊施設での療養を検討するように各自治体に通知。

医療崩壊を防ぐための対応が急がれる。