自民党は12月13日、山崎拓元副総裁が10月の衆議院選挙で立憲民主党・辻元清美氏を応援した問題で、山崎氏に「党員資格停止1年」の処分を下すことを決めた。
13日午後、党本部で開かれた党紀委員会では、山崎氏の処分について約1時間にわたって議論した。山崎氏は衆院選で、大阪10区から立候補していた立憲・辻元氏の応援演説を行ったため、自民党大阪府連が「反党行為」として除名処分を求めていた。
党紀委員会では、出席者から「戒告処分でもいいのではないか」との意見が出る一方、地元から除名を求める声が上がっていることから「しっかりとした処分をすべきだ」との意見も出た。
そして、委員会は13日付けで山崎氏を「党員資格停止処分1年」とすることを決定した。委員会に先立ち、山崎氏は「申し訳なかった。反省している」との文書を提出した。