松野官房長官は、内閣官房参与を辞任した石原伸晃氏が、参与としての給与「4日分・10万5600円」の受け取りを辞退したことを明らかにした。
石原元参与は、自身が代表を務める選挙区支部が、雇用調整助成金約60万円を受給していたことをめぐり批判を浴びていて、10日、岸田首相に対し「公正な手続きにのっとった受給だが、混乱が生じることで首相の職務に迷惑がかかる」と自ら辞任を申し出ていた。
松野官房長官は13日の記者会見で石原元参与の勤務日数と給与について「辞任までの間に4日間勤務し、給与は1日当たり2万6400円だが、この間の給与をまだ受け取っておらず、『辞退する』旨の連絡があった」として、4日分10万5600円の参与としての給与の受け取りを、石原元参与が辞退したことを明らかにした。
内閣官房参与には勤務一日につき、2万6400円が支給される。