『岩手・盛岡にJリーグチームを!』その目標をかかげ2004年の東北社会人リーグへの参加から始まったグルージャ。
10年間でリーグ1部での優勝を飾ること実に6回。
2013年、翌年から始まるJ3への参入が決まった。

鳴尾直軌監督(当時)
「我々の力ではここまで来れなかったので、支えてくれた皆さんに感謝の気持ちとともに恩返しをしたい」

そして2014年、シーズン開幕。
「J」の舞台でも確かに戦える、その自信を得たのは2試合目の福島戦だった。
この試合、2点を奪い記念すべきJ3初勝利!
参入1年目の最終成績は5位と結果を残し、幸先の良い船出となる。
J2昇格も決して夢物語ではない、期待を受けたグルージャだが、2年目以降苦しむ。
2015年は11位、2016年は13位、2017年は15位、2018年13位。なかなか結果を残すことができず下位に低迷。
2016年、元副社長による横領事件も発覚し苦しい時期が続いた。

それでも応援してくれるサポーターのために、2019年には県内全市町村がホームタウンとなったことで、心機一転、チーム名を「いわてグルージャ盛岡」に変更した。
県内に大きな被害を出した台風19号では被災地で復旧支援のボランティアにも取り組んだ。
しかし、思いとは裏腹にこの年ついに最下位。
チームの再建を託されたのが、元日本代表の秋田豊監督だった。

いわてグルージャ盛岡 秋田豊監督
「結果を見せていくことが必要かなと思う」

チームは基本的な体力作りから練習を徹底。
2020年のシーズン、開幕当初はまだかみ合わず黒星が先行した。
しかし、徐々に調子を上げ最終節も勝利で飾る。

そして、2期目の2021年、チームは開幕から力を発揮した。
9月の今治戦からは実に9試合負けなし。
そして、12月5日、90分間の激闘の果てに、ついに歓喜の瞬間が訪れた。
18年目にして悲願のJ2昇格。

チーム創設から18年、J2昇格はチームの悲願だった。
就任2年目でJ2昇格を成し遂げた秋田豊監督は、今シーズンは選手たちはもちろん、コーチ、スタッフ、グルージャにかかわる全員がチームスローガンの「一岩」で同じ方向を向いてきたからこそ、目標を達成できたと思うと話していた。