25年ぶりに「非常に強い」勢力のまま、日本列島に接近している2018年最強の台風21号。
4日正午すぎ徳島県南部に上陸した。

四国と近畿地方で予想される最大瞬間風速は60メートルで、これは住宅が倒壊する恐れがあるほどの暴風。

台風の進行方向の右側は、特に風が強く、台風から離れた東海や関東地方でも猛威をふるい、広範囲で警戒が必要だ。

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強風の威力を検証…

25年前の1993年に、最大瞬間風速59.1メートルを観測した台風13号は、シャッターが吹き飛ぶほどの猛烈な風が吹き、2011年に最大瞬間風速55.3メートルを観測した台風2号は、人が立つことさえ難しい風だった。

番組では以前に専門家立会いのもと、強風の威力を検証している。

風速40メートルでは重さ430キロもあるパネルハウスが簡単に流されてしまった。

モノが強風で飛んできたときの威力を調べる実験では、秒速35メートルで飛ばした傘が窓ガラスに当たるとガラスは粉々に、ペットボトルもガラスを貫通してしまった。

また、なにもない窓に瓦の破片を投げ入れると窓際に設置した発砲スチロールの壁に78か所もの傷がついたが、カーテンを付けた窓に瓦の破片を投げると、割れたガラスがカーテンに包み込まれて、壁に傷がつかなかった。

カーテンのない窓に瓦の破片を投げ入れた場合…
カーテンのある窓に瓦の破片を投げ入れた場合…

強風では身近なものが凶器に変わる恐れがあるため、カーテンを閉めたり、窓ガラスの補強のために強化フィルムを貼るなどの対策が必要だ。

自転車なども飛ばされる可能性…

今回の台風21号はいつ暴風のピークを迎えるのか、木村雅洋気象予報士が解説する。

ーー今回の台風が風に注意しなければならないようですが。

家の周りでは、植木や物干し用品、自転車も飛ばされる可能性があるので、家の中にしまってもらうなどの対策が必要になります。

傘も場所によっては有効になりますが、台風が近づいてくるとさらに強い風が予想されるため、レインコートなどを羽織る方が安全な場合もあります。

また、車の運転にも注意が必要で、トラックが横転するほどの風が発生する場所もあり、橋の上などは風が変化しやすくなるので、気を付けてください。

ーー風のピークはいつごろになりますか?

4日正午ごろには台風が四国あたりに近づきます。

紀伊半島は雨や風が強いエリアで風速15メートル以上と表示されているところは、実際には風速60メートル以上の風が瞬間的には予想されます。

東海や関東は一部、雨雲が入ってくるため離れたエリアですが竜巻が発生する可能性もあります。


ピンポイントの風の予想ですが、徳島や和歌山は台風が近づく昼頃にピークを迎えて、和歌山は夕方ごろにも風が強まる可能性があります。

東京は徐々に風が強まり、夜がピークに。関東では瞬間的に30メートルの風も予想されているので、東京・神奈川・千葉は交通機関の乱れに注意が必要になります。

(「めざましテレビ」9月4日放送分より)