首里城の大龍柱は向かい合わせか、それとも正面を向くべきなのか。首里城再建を話し合う国の技術検討委員会が大龍柱を向かい合せて建てる方針を固めたことに正面向きを主張する研究者からは決定は拙速だという声が上がっています。

1992年に復元された際向かい合う形で建てられた首里城の大龍柱。

首里城火災のあと1877年に撮影された正面の御庭を向いた大龍柱が写真が見つかりましたが、国の技術検討委員会は1日平成の復元を踏襲し「相対向き」とする暫定案を了承しました。

この決定に正面向きでの再建を求めてきた研究者たちは強く反発しています。

永津禎三琉球大学名誉教授「その絵図が書いてあるように横向きに立っていたと解釈しているのは技術検討委員会。ここが間違っているのではないですかと私や後田多准教授が何度も指摘しているにも関わらず、そこには全く答えようともせず。」

復元の際に用いた尚家の古文書は大龍柱を正確に描いたものではないとして、研究者や大学教授らはそれだけを根拠に向きを決めるのではなく多くの意見を取り入れ、議論を重ねる必要があると訴えました。

国の技術検討委員会は大龍柱の向きなど再建の方針について、1月県民に対し説明することにしています。