新型コロナウイルスの変異ウイルス「オミクロン株」の感染事例が海外で相次ぎ、30日に国内でも初めて確認されました。

新たな脅威に対し沖縄、そして県民はどう備える必要があるのか、感染症が専門で県の政策参与も務める高山義浩医師に話を聞きました。

新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」は南アフリカで最初に感染が確認されると瞬く間に世界での感染が相次ぎました。

▽高山義浩医師
「変異の部位がかなり多くて30か所、変異が起きている。感染しやすくなっているのでは無いかということと、ワクチンの効きが落ちているんじゃないかということが言われています」

日本政府は30日から約1か月間、全世界からの外国人の新規入国を禁止するなど水際対策を強化。

一方、28日にアフリカのナミビアから成田空港に到着した30代の男性が、「オミクロン株」に感染していたことが判明しました。

▽高山義浩医師
「アルファ株もデルタ株もこうした対策を取りながらも、やはり国内に流入し感染が拡大してきたということを考えると、十分に防ぎきれる対策かどうかということは現時点では難しそうだなと感じています」

懸念されているのは、人の移動が活発になる年末年始と国内でのオミクロン株の流行が重なること。

帰省客などを介して沖縄でも感染が広がることも想定されます。

▽高山義浩医師
「那覇空港や那覇港での水際対策というのは限界があります。法的基盤もないので渡航者全員にPCR検査を義務化するとかそういったことは難しいんですね。突破されるとすれば、やはり人の移動が活発になる年末年始のあと」

高山医師は仮に国内でオミクロン株が流行した場合、沖縄への渡航を制限するなどといった強い措置を講じることも検討すべきだと考えています。

新たな脅威に世界中が不安を抱える中、県民はどのように備える必要があるのでしょうか。

▽高山義浩医師
「分かっていないことが多いとは言え、新型コロナウイルスであるというところは変わりありません。ですから今まで私たちが学び取った感染対策を地道に取っていくということがオミクロン株に対する対策としても有効だということです」

オミクロン株に限らず今後予想される第6波を前に、マスクの着用や手指消毒といった日常の対策に加え、ワクチン接種の重要性が高まっていると話します。

▽高山義浩医師
「おそらく年末年始に色々と予定のある方もいるかと思います。(1~2回目の)接種を終えていない方々は今接種することがちょうど年末年始を守っていくことに繋がります。今オミクロン株が出てきていることもきっかけにして是非接種を急いで頂けたらいいかなと思っています」