プレスリリース配信元:スマスタ

大手と中小で離職率に違いを感じない薬剤師は43%

合同会社スマスタ(https://smast.co.jp/)が運営する薬剤師向け転職情報メディア<ハッピーファーマシスト>(https://smast.co.jp/happypharmacist/)は、薬剤師100人を対象に調剤薬局の大手と中小の違いについてアンケート調査を実施しました。 度重なる調剤報酬改定やコロナ禍など、調剤薬局をめぐる環境は変化が続いています。 変化に対応して生き残って行くにあたり、大手の資金力・安定感に魅力を感じる薬剤師が多い結果となりました。 詳細URL:https://smast.co.jp/happypharmacist/pharmacy-work


■調査概要


調査方法:インターネットによる調査
調査対象:薬剤師の男女100人
調査期間:2021年11月23日~11月28日
調査エリア:全国


■調査結果サマリー


薬剤師が大手と中小のどちらに魅力を感じるかは「大手」が66%
薬剤師が大手調剤薬局に魅力を感じる理由の1位は「資金力があり安定性が高いから」が47%
薬剤師が中小調剤薬局に魅力を感じる理由の1位は「調剤報酬改定は中小に有利だから」が47.1%
薬剤師が大手調剤薬局で働くメリットの1位は「研修制度が充実している」が36.5%
薬剤師が大手調剤薬局で働くデメリットの1位は「転勤・異動やヘルプが多い」が48.1%
薬剤師が中小調剤薬局で働くメリットの1位は「自身の意見が通りやすい」が60.6%
薬剤師が中小調剤薬局で働くデメリットの1位は「資金力不足」が31.8%
調剤薬局の大手と中小で離職率に違いを感じるかの1位は「大手・中小関係なく会社次第」で43%
大手・中小関係なく離職率は会社次第と考える理由の1位は「待遇や福利厚生など働きやすさ」が41.9%
薬剤師が考える安定した薬局の1位は「時代に対応できる・変化し続けられる薬局」で39%


■ 薬剤師は大手調剤薬局と中小調剤薬局のどちらに魅力を感じているか


アンケートでは、大手調剤薬局に魅力を感じる薬剤師が多い結果となりました。

それぞれの回答理由は以下です。

□大手調剤薬局に魅力を感じる理由


※複数回答可

大手に魅力を感じる薬剤師の半数が、安定性が高いことを理由としていました。

人手の多さによる休みやすさや個人の負担の小ささ、本部機能が高いことによる情報入手のしやすさも挙げられています。

※実際のご意見は読みやすいように一部改変しています。

1位 資金力があり安定性が高いから 47.0%


薬剤師個人の目線ではなく、企業として生き残っていけるかを考えると大手だと思います。電子処方せん、電子お薬手帳、オンライン服薬指導、オンラインフォローアップなどが進んでいく中、時代の流れに対応していくには大手の様な資金力が必要だと考えます。
コロナ禍でどこの薬局も患者数の減少の煽りを受けたと思う。中小の薬局だとその影響が大きいが、大手だと薬局以外にドラッグストア事業や食品の取り扱いなど手広く行なっているので、ダメージが少ない


2位 人手が多いから 18.2%


大手は人のやりくりが店舗間でできますし、改定への対応についても方針を本社が出してくれるので現場が悩み対応する負担は個人店に比べるとかなり少ないです。24時間対応も人手があれば毎日同じ薬剤師が担当しなくてもよく、負担感は少ないと思います。


3位 情報の入手・共有がしやすいから 16.7%


私が所属した大手薬局は、診療報酬改訂で、変更になった点や新たに追加になった加算などについて、全社員が内容を理解できるように対策をしていました。社会の変化に社員を対応させようとする姿勢に将来性を感じます。


□中小調剤薬局に魅力を感じる理由


※複数回答可

中小調剤薬局に魅力を感じる薬剤師の半数が、診療報酬改定が中小薬局に有利になっていることを挙げました。

薬局ごとにルールを決められる柔軟性や、給与の高さも評価されています。

1位 調剤報酬改定は中小に有利だから 47.1%


経営の立場からすると、診療報酬体系全体として、大手は調剤報酬が得られにくく、中小の方が調剤基本料などで高い報酬が得られやすいと思います。
『大手は点数減算の煽りを受けると思います。国の進めるかかりつけ薬局に一番近いのは地域に根付く中小薬局だと思います。


2位 柔軟性・自由性があるから 23.5%


中小の方が風通しが良く、経営者との意思疎通もしやすいと思っている。自分の意見を伝えやすく、アイデアを実行するチャンスも多いと思っている。
大手企業では作業の手順が決められており自由度が少ない、かかりつけ薬剤師などのノルマがある等のイメージがあるなどの悪いイメージがある。


3位 給与が高いから 20.6%


大手は強制的に加算を算定するように強制するが、給与への反映はほとんどないと思う。中小は交渉次第でこれだけ加算を取ったらどのぐらい給与に反映してもらえるか交渉の余地はあると思う。


▼分析
調剤薬局の倒産が珍しくない中、大手の安定性に魅力を感じる薬剤師が多い結果です。

診療報酬改定ごとに薬剤師の負担が増えても、マンパワーの高い大手は1人1人の負担が大きくなりにくいです。

一方、処方せん枚数が多い薬局を対象に調剤基本料を減らすのが診療報酬改定の流れであり、規模の大きい薬局には不利が続くため不安を感じる薬剤師も。

異動の少ない中小薬局は、真の意味でのかかりつけ薬局として、患者さんの理解を得られやすい環境です。

一般的に大手よりも高い中小薬局の給与も、魅力となるでしょう。

■ 大手調剤薬局のメリット・デメリット
大手調剤薬局で働いた経験のある薬剤師に、大手のメリットやデメリットを伺いました。

□大手調剤薬局で働くメリット


※複数回答可

大手調剤薬局で働くメリットとして、研修制度の充実と福利厚生や労働環境が整っていることが多く挙げられました。

多店舗へ異動できること、経営が安定していることもメリットと考えられている結果です。
1位 研修制度が充実している 36.5%


大手の方が若手への教育がしっかりしており、コンプライアンスの遵守を徹底している所が多い。
教育制度が充実しており、調剤のマニュアルが豊富であるため、新卒で入社した際に、不安なく調剤業務に勤しむことができる。


1位 福利厚生・労働環境が整っている 36.5%


法律が守られているので、有給休暇の取得や産休、育休制度などがきちんと守られている。中小だと制度が利用できるのか不明な職場もありそう。


□大手調剤薬局で働くデメリット
次に、大手調剤薬局のデメリットを伺いました。

※複数回答可

大手調剤薬局で働くデメリットの、最多は転勤・異動やヘルプが多いことでした。

自由度が低いことやノルマが多いこと、中小より給与が低いことデメリットとして挙げられています。

1位 転勤・異動やヘルプが多い 48.1%


全国展開や幅広く展開しているので、希望とは遠い場所に配属されたり通勤が大変になる可能性がある。ヘルプなどのならない店舗に行かなくてはならないことが多い。
良くも悪くも人材が多いので異動がある。今現在働きやすかったり、人間関係が良くても上司の異動や同僚の異動で働き辛くなる可能性がある。


2位 ルールが厳しく自由度が低い 26.9%


マニュアルが多すぎて、覚えるのがなかなか大変。中小企業と比べて自由度が少ないと思う。自由にやりたい方は少し息苦しいかもしれない。


▼分析
研修制度が整った大手は、新卒・中途に関わらず働きやすい環境です。

労働基準法に則った運営のため、残業代未払いや有休が取れないトラブルも少ないため、安心して働きたい方に向いているのが大手調剤薬局と言えます。

一方、大手調剤薬局のネックとなるのは、やはり転勤や異動。

転勤や異動がない正社員を選択できる企業も増えましたが、ただでさえ中小に比べて低い給与がさらに下がってしまいます。

■中小調剤薬局のメリット・デメリット
今度は中小薬局で働いた経験のある薬剤師に、中小のメリットやデメリットを伺いました。

□中小調剤薬局で働くメリット


※複数回答可

中小薬局で働いたことのある薬剤師の約6割が、自身の意見が通りやすいことをメリットと回答しました。

地域密着の医療が実践できることや、転勤・異動が少なく腰を据えて働けることも挙げられています。

1位 自身の意見が通りやすい 60.6%


あまり厳しいマニュアルがないので、本当に1人1人に合った対応が可能で、上の許可などが必要無いため考えたことを直ぐに実行にうつせて、薬剤師としてはやりがいがあります。
自分でやりたいことがある人、それを受け入れてくれる上司にめぐり会えれば理想的な環境と思います。小回りはきくので、行動力のある人は向いていると思います。


2位 地域に密着できる 19.7%


地域密着型の経営となることから、居心地がよく、気楽に働けると思う。小回りもきき、医療機関との関係も密になり自身にとっての人脈形成にも役に立つと考えている。


□中小調剤薬局で働くデメリット
次に中小調剤薬局で働く、デメリットを紹介します。

※複数回答可

中小調剤薬局で働くデメリットは、大手に比べ資金が不足していることが挙げられました。

研修制度がなく自主学習が必要なことも、デメリットとして回答されています。

1位 資金力不足 31.8%


資本力が弱い為に、DIや薬価改正への対応力、人材確保及び教育、幹部の育成などに力を入れずらい。
分包機の最新化や薬歴入力システムの電子化に対応していない、対応する気もない薬局も多く、大手の環境を経験していると働きにくいと感じることも多い。


2位 自分で勉強する必要がある 30.3%


法改正のポイントを自分で勉強したり、研修会などをこちらから依頼して卸さんなどに開いてもらって勉強する必要がある。


▼分析
画一化したマニュアルは少なく、自由度が高いのが中小調剤薬局で働くメリットです。

本来の薬剤師としての職務を果たしやすく、患者さんのために働きたいという想いを実践しやすい環境です。

異動が少ないことが、人間関係トラブルがある場合はデメリットに。

人間関係トラブルは、薬剤師や職場を辞めたいと思う理由の常に上位に来ます。(※1)

転職なしには環境を変えられないのは、店舗数が少ない薬局で働くデメリットと言えます。

※1:【89%】の薬剤師は辞めたいと思って転職したことに満足している。その理由とは!?
URL:https://smast.co.jp/happypharmacist/yakuzaishi-yametai

■調剤薬局大手と中小。離職率の違い
大手・中小それぞれにデメリットが存在します。
薬剤師は大手と中小で、どちらの離職率が高いと感じるのか調査しました。


大手・中小それぞれを選択した理由は以下です。

大手調剤薬局の方が離職率は高いと思う理由


大手の方が辞めた後の人材の補給があると考えると辞めやすいと思う。中小だと人材不足が目に見えるので、申し訳ない気持ちが出てやめづらい。
大手になると県をまたいだ異動等が多く、結婚や個人の事情で異動できない人は離れていくと思う。
給料面では、大手と中小を比べると中小の方が良い。給料の良い中小に、大手から転職する傾向が強いと思う。


中小調剤薬局の方が離職率は高いと思う理由


私は実際中小に勤めていたが、配偶者の転勤を機に退職し、大手に転職した。大手は産休育休制度が充実していて、育休期間も長い。
離職の主な要因は、結局人間関係であることがほとんどであるのため、職場の同僚や上司次第だと思います。異動などの選択肢の多い、大手の方が離職率は低いのではないかと思います。
中小企業のほうが、休みの確保が難しくプライベートの両立がしにくいことへの不満が出てくることで離職率は高いと認識している。


大手・中小関係なく離職率は会社次第と考える理由

会社の規模と離職率は関係ないと回答した方が、離職率を左右すると感じる理由は以下です。

待遇や福利厚生が悪く、働きにくい会社は離職率が高いと考える方が多い結果です。

本人が職場に合うかどうか、人間関係次第という回答も多く見られました。
1位 待遇や福利厚生など働きやすさ 41.9%


女性が多い職場なので、結婚、出産の影響が離職率に大きく関与すると思う。大手、中小というより、ライフプランに対してケアが出来る薬局が離職率が低いと思う。
残業が少ない、適切に人員を配置している、福利厚生がしっかりしている等、大手や中小に関わらず、会社が社員を大切にしているかどうか次第。


2位 その人が職場に合うかどうか 23.3%


合う合わないは人によりどちらの職場にもあると思うので、離職率は変わらないと思います。どちらでも大体2~3年目の離職が多い気がします。』


3位 人間関係 18.6%


大手でも中小でも経営者と従業員の関係がよいところは離職率が低いと思います。


▼分析
大手は入職しやすいことが離職しやすさに繋がり、中小は働きにくさや人間関係が退職に繋がりがちです。

しかし薬剤師の転出を防ぐため、大手・中小共に働き方や待遇を改善する薬局は増えています。

新型コロナウイルス流行以降、薬剤師転職事情が厳しくなり、退職する薬剤師自体も減っています。(※2)

転職を繰り返さないため、自分に合った職場を選ぶことが大切です。

※2:薬剤師の転職は厳しい!?コロナ禍での薬剤師転職事情を追う
URL:https://smast.co.jp/happypharmacist/tough-job-change

■調剤薬局も潰れる時代。安定した薬局はどんなとこ?
経営の安定性が求められる今、薬剤師が考える安定した薬局について調査しました。

※複数回答可

時代に対応できる薬局が生き残れるという意見が最も多く挙げられました。

かかりつけ薬局・薬剤師が求められるため、患者さんに寄り添う薬局も大切という回答も多い結果です。

1位 時代に対応できる・変化し続けられる薬局 39%


対物から対人への評価がされるようになり、求められる事柄に柔軟に対応が出来る薬局が残ると思う。薬価差益のみで利益を出していた薬局などは難しいと思う。
昔のやり方を徹底して、今の環境に合わせて変化が起きない薬局は継続が難しいと思います。新しいやり方を取り入れて、常に最近の状態にアップデートしていく薬局が安定した利益を生み出すと考えられます。


2位 患者さんに寄り添える薬局 22%


患者さんと深い繋がりを持ち、患者さんから信頼される薬局であれば大きな収益をあげるのは難しいかもしれませんが生き残れると思います。
医師の指示通りに薬を出すのではなく、患者様の身の回りの生活環境を考え行動できれば信頼関係ができリピート率が上がります。


3位 在宅・かかりつけに積極的な薬局 20%


今回のコロナで外来患者は少なくなったが、在宅医療はコロナ前と変わらず対応が求められた。高齢化社会なので、これからますます在宅医療は求められると思うので、介護施設と関係を築き在宅医療を推進できる薬局が安定すると思う。


▼分析
診療報酬は、都度国が求める薬局像に近い薬局へ有利に改定されます。

今までのやり方に固執する薬局は、時代に取り残され調剤報酬も取りこぼすことになるでしょう。

大手・中小問わず、現場の薬剤師の声に耳を傾けられる、柔軟な企業が生き残ると考えられます。

ドラッグストアではなくてもOTC等を扱い、収入源を増やす努力も大切ですね。

■所感
大手に魅力が感じる薬剤師が多い結果とはなりましたが、大手が良いかは中小が良いかは人それぞれです。

大手と中小ではメリット・デメリットが大きく異なるため、働き方や考え方により合う薬局規模が変わると言えるでしょう。自分が何を優先したいのか、見定めることが大切です。

大手であっても中小であっても潰れずに安定する薬局は、時代に対応できる・変化し続けられる薬局。

就職する前に、その会社の方針・理念をしっかりと確認すると良いですね。


記事タイトル:調剤薬局大手と中小の違い、大手に魅力を感じる薬剤師は何%?
記事URL:https://smast.co.jp/happypharmacist/pharmacy-work

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■会社概要
会社名: 合同会社スマスタ
所在地: 愛知県犬山市犬山北別祖97-5
代表:鈴木唯史
設立:2020年3月9日
事業内容:Webコンテンツ制作
URL:https://smast.co.jp/
電話:0568-50-2690
お問い合わせ先:info@smast.co.jp

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