自宅に2億円あまりの現金 脱税容疑で逮捕

国内最大級の大学、日本大学に走った衝撃。

病院建て替えをめぐる背任事件に揺れる中、今度は日大トップの田中英寿理事長(74)が東京地検特捜部に逮捕されたのだ。

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田中容疑者は、日大関係業者から提供されたリベート収入などを除外して税務申告。2018年と2020年の所得税、合わせて約5300万円を脱税した疑いが持たれている。

日大をめぐる背任事件の捜査の過程で、田中容疑者の自宅からは2億円余りの現金が見つかった。

しかし、田中容疑者自身は金銭の授受を否定し、双方の説明は食い違っていた。

輝かしい経歴でトップに君臨

その田中容疑者が日大のトップに上り詰めるまでの経歴は、実に華やか。

日大相撲部在籍時に学生横綱に輝き、卒業後は日大相撲部の総監督を務めるなど指導者の道へ。さらに国際相撲連盟会長や日本オリンピック委員会副会長なども歴任。学内での権力は「まさしく絶大だった」と日大事業部の元職員は証言している。

日大事業部元職員:
日本大学の教職員の中では、「人事発令は最初にちゃんこ田中の2階にありき」とは有名な言葉。田中理事長の奥様が経営している「ちゃんこ田中」に、(日大)職員は年に数回行かなきゃいけない。

就職に影響は…学生たちの不安

強い権力を振るい「日大のドン」とも称される田中容疑者の逮捕に、学生からは不安と失望の声が聞かれた。

日本大学法学部3年:
問題続きだったのに、また?って…アメフトとか(の問題)もあったから。就職に何もないように、どうにかしてくれたら。

日本大学経済学部1年:
大学のブランド名というか、名前として弾かれたりとかしたら嫌だなって。

特捜部は、田中容疑者をめぐるカネの流れについて全容解明を進めている。

(「イット!」11月29日放送分より)