新型コロナウイルスの感染拡大が、わたしたちの食卓にも深刻な影響を与えそう。

地元のシンボル・赤城山のふもとに広がる群馬・昭和村。

ここに何も植えられていない畑があった。

その理由について持ち主の中澤睦一社長は「実習生が3月10日に来る予定だったが、コロナの影響で来られなくなった」と話した。

農園の社長として、昭和村と前橋市の畑でホウレンソウなどを栽培している中澤さん。

現在、収穫を手伝う中国からの技能実習生5人に加え、3月には新たに3人の実習生が中国から来るはずだった。

ところが、新型コロナウイルスの感染拡大で来日できず、作付けする畑を減らさざるを得なくなったという。

中澤社長「残業すれば疲れるし、能力も落ちるし、(作付け)面積を減らしてやろうと。コロナウイルスがはやり出したころは、農家まで(影響が)くると思っていなかった」

収穫作業を手伝っている中国人実習生は「新しい実習生が来なかったら、われわれの仕事が大変になる」と話した。

技能実習生を受け入れている地元のJAによると、2020年はおよそ140人の外国人実習生のうち、中国からの116人が来日できていないという。

東京・大田市場のホウレンソウの卸売価格は、2019年の同じ時期が200グラム80円だったのに対し、2020年は122円。

東京・池袋にあるイタリア料理店も、野菜の高騰に気をもんでいた。

この店の人気メニューは、ホウレンソウの入った「生ウニとほうれん草のウニクリームスパゲティ」。

野菜は国産にこだわっているという。

トラットリア コン アマーレ・坂本好則料理長「これから夏に向けて(野菜が)高騰するということは、あまり頭になかった。びっくりしたという感じ」

今後、さらにホウレンソウなどの価格が上がれば、経営を直撃しかねないという。

オーナー・落合宏美さん「原価がすごく高い商品なので、ほうれん草が高くなってしまうと利益はほぼない。値上げしても客離れの状態になってしまう」

外食自粛に続く、悩みの種となりそうな野菜の価格。

影響がどこまで広がるかは見通せない状況。