中学校の男性教師は”卒業後”教え子と交際を始めた

学校の先生が、教え子と結婚する例は、決して珍しくない。卒業後、憧れの先生と再会し、恋愛に発展するのは、自然な成り行きとも言える。記者の周りにも、そういう夫婦は存在する。しかし、“年齢”次第では、それもアウトという“不祥事”が明らかになった。

多摩地域の中学校に勤務する32歳の男性教師は、教え子の女子生徒A子と、私的にLINEで連絡を取り合う関係だった。A子は、男性教師のクラスの生徒ではない。教科担任をしている授業の“先生と生徒”に過ぎなかった。ただ、気になる“存在”だったのだろう。

男性教師は、A子が中学校を卒業後、交際をスタートさせた(画像はイメージ)
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2016年、A子は中学校を卒業し、4月から高校に進学。その翌月ごろから、2人は交際スタートさせ、肉体関係を持つようになった。東京都教育委員会によると、2人は「相思相愛」だったそうだ。

両親が2人の交際を”黙認”したワケ

2人が交際していることを、A子の両親も知っていた。そして黙認していた。なぜならば、2人が「結婚を前提に、真剣に」交際していたから。しかし幸せな時間は長くは続かなかった。次第にすきま風が吹き始め、2018年1月、別れ話が持ち上がる。

付き合い初めてから1年半余り。A子は高校3年生になっていた。結婚をめぐる“すれ違い”から、2人はギクシャクするようになったそうだ。結婚観の違いなのか、結婚後の生活についての意見の違いなのか。都教委は、詳細について明らかにしていない。

2人が交際を始めてから1年半余りで別れ話が持ち上がったという(画像は都庁)

ところが、「真剣な交際」を認めてくれている両親の手前、すぐには別れられなかった。結局、2人が、正式に交際を解消したのは2年後の2020年2月だった。同月、A子は、男性教師と別れたことを両親にも打ち明けたそうだ。

母親が抱いた”疑念” 男性教師「真剣な交際だった」

すると、母親が、ある疑念を抱き始める。「あの先生は、うちの娘と真剣に交際していなかったのではないか」と。要は“遊び”の関係だったのではないかという疑念だ。当然、女子高生と肉体関係を持つことは、青少年育成条例や児童福祉法に抵触する可能性がある。

都教委の調査に対して男性教師は「真剣な交際だった」と主張している(画像は都庁会見室)

2021年3月になって、ついに母親が都教委に相談。地元の教育委員会が調査に乗り出し、“不祥事”が発覚することになる。都教委は、11月15日、男性教師を懲戒免職にした。卒業したとは言え、「先生と生徒」に類する関係であり、その上で性行為に及んだことを重く見たという。

調査に対して男性教師は「女子生徒を傷つけてしまった。教師としての責任を痛感している」「大切なお子さんを傷つけられ、保護者が心を痛めていることを考えると、非常に申し訳ないことをした」と話しているという。ただ、A子との関係については「真剣な交際だった」と主張しているそうだ。