宇宙飛行士・野口さんが民間宇宙船搭乗決定

宇宙飛行士の野口聡一さんが、アメリカの民間宇宙船に搭乗することが決まった。
野口さんが搭乗するのは、アメリカの企業・スペースXの有人宇宙船「クルードラゴン」で、ISS=国際宇宙ステーションに長期滞在する計画だ。

搭乗予定はまだきまっていないが、スペースシャトル「ディスカバリー」や宇宙船「ソユーズ」に搭乗した豊富な経験を持つ、野口さんの活躍に期待が集まる。

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宇宙服はアポロ時代から変わらないのだが…

三田友梨佳キャスター:
以前、野口さんにインタビューさせていただいたことがあるのですが、民間の宇宙船の新しい宇宙服を着るのも楽しみのひとつと話されていました。宇宙服は、200キロもあるみたいなんです。そして、アポロ時代から構造がほとんど変わっていないそうなんですが、新型の宇宙船の宇宙服はスタイリッシュいなるみたいで、そのことについてとても楽しみだとおっしゃっていました。

早稲田大学ビジネススクール 長内厚教授:
大きいサイズもあるんですかね・・・

三田友梨佳キャスター:
どうなんでしょう(笑)サイズはわかりませんが…

日本メーカーの宇宙食は外国人宇宙飛行士にも人気

早稲田大学ビジネススクール 長内厚教授:
花より団子なもので…宇宙食、食事も日本の宇宙食はおいしくてバリエーションも豊富で、海外の宇宙飛行士からも人気があるらしいんです。
たとえばカレーライスもあるんです。宇宙空間だと少し味を濃いめにした方がおいしいらしいんです。

三田友梨佳キャスター:
食べたことがあるんですか?

早稲田大学ビジネススクール 長内厚教授:
あるんです。結構、おいしいです。こういうのも全て、日本の食品メーカーの成果なんです。

日米交流による日本の宇宙ビジネス発展に期待

三田友梨佳キャスター:
民間ベースの宇宙開発がさかんに行われるなかで、日本企業による参加もさかんになってきているようですね。

早稲田大学ビジネススクール 長内厚教授:
日本の宇宙開発、ロケットも含めて日本はなかなか高い技術をもっているんですが、どうしても打ち上げもコスト面で課題があるなど、ビジネスとしてみると弱いんですね。一方、アメリカは民間の宇宙開発会社のようにビジネスとして進めているので、日米で交流が進むことで日本の宇宙ビジネスが発展していくことが期待されますよね。

三田友梨佳キャスター:
宇宙飛行士の野口さんも日本の物作り大国としての技術にもとても期待を寄せていて、日本の技術で宇宙に行った方が楽しいと思えるように、宇宙をカラフルにそめてほしいとも語っていました。民間の力を活用しながらどのような宇宙開発をすすめていけるのか、とても楽しみです。

(「Live News α」3月31日放送分)