就職活動は、履歴書ではなく動画でアピール。

学生そして企業側にもメリットのある、その動きが広がっている。

カメラの前で自己PR動画を撮影しているのは、2023年春の就職を目指す学生。

この動画、実は履歴書に代わる履歴動画として企業に送るためのもの。

就職支援サイトを運営する企業「JOBTV」が25日、就活生向けに動画の撮影会を開いた。

ベクトル「JOBTV」事業担当・中根えりかさん「コロナ禍での採用になって、説明会に参加できない学生の声だったり、オンラインで動画を学生に広く伝えたいという企業の思いでできたサービス」

コロナ禍で2020年から徐々に導入する企業が増えた履歴動画。

参加した学生「むしろ動画を撮る方が慣れている人も多いと思うので、自分の伝えたいことはしっかり伝えられるのでは」

生まれたときからインターネットに慣れ親しみ、Z世代と呼ばれる就活生にとって、動画撮影はお手のもの。

しかし今回は勝手が違うよう。

参加した学生「(難しいですか?)難しいです。動画を撮ること自体には慣れているが、論理的に話すというのは普段の動画ではやらないので」

カメラ目線でしゃべる、カメラは固定するなど、細かい指導が入る。

参加した学生「(履歴書は)文字数の中でいかに、面接官や人事の方にわかりやすく自分の人柄を伝えるというのを考えるのが難しいが、動画にすると表情だったり声色だったりで、内側にある自分の人間性を伝えやすいのかなと感じている」

参加する企業は200社以上。

まるで動画投稿サイトのように、企業を説明する動画がアップされている。

サイトに登録した就活生は、個々の企業に資料請求をする必要はなく、動画閲覧は無料。

就活生は、興味を持った企業に履歴動画を送れば、簡単に就職試験にエントリーできる仕組み。

一方、取り入れる企業側のメリットも大きいという。

アップセルテクノロジィーズ新卒採用担当・大滝愛美さん「今回、動画にすることによって、会場を押さえることなく、たくさんの人に視聴していただけるので、そういったところでコストカットできる」

コロナ禍で勢いが伸びつつある履歴動画。

履歴書は過去のものになるのだろうか。