プレスリリース配信元:クイーンズランド州政府観光局

~オーストラリア北東部、クイーンズランド州~

クイーンズランド州政府観光局(オーストラリア クイーンズランド州ブリスベン、CEO:リアン・コディントン)の日本事務所(東京都港区、日本局長:ポール・サマーズ)は、今年も11月23日深夜にグレートバリアリーフにて何十億もの色鮮やかなサンゴが産卵したと、発表しました。


(C)Gareth Phillips Reef Teach
(C)Gabriel Guzman Calypso Productions
クイーンズランド州では18カ月にわたる他州との閉鎖など暗澹とした日々が続いていることから、ケアンズ在住の海洋生物学者であり、リーフ・ティーチ*のディレクターでもあるギャレス・フィリップス氏は、今年のサンゴの産卵を再生と希望の大きなシンボルと例えています。
*リーフ・ティーチ(Reef Teach)は、研究、教育を通して、グレートバリアリーフに関する情報の収集し、提供する、1992年に設立された機関です。

過去10年、毎年のようにグレートバリアリーフでのサンゴの産卵を監視してきたフィリップス氏は、今年の産卵に、これまで以上に強い想いを持っていました。昨晩4時間掛けて見られた産卵は、11月の満月の日から4日目にあたる11月23日、ちょうどオーストラリア*が海外としては初となるシンガポールとの往来を開始した時期とほぼ重なり、新たな命が生まれたことに対する喜びと、新型コロナウイルス感染防止によるさまざまな制限から解き放たれたオーストラリアの状況に似ていることから、フィリップス氏は次のように述べています。
*クイーンズランド州は対象者の2回目のワクチン接種率が90%に達した時点で隔離無しの入境が認められます。

「新しい命ほど人を幸せにするものはありません。サンゴ礁に新しい命が誕生したことは本当に喜ばしいことです。これは、1年半以上の回復期を経て、サンゴ礁の生態系機能が損なわれることなく息づいていることを強く示すものです。グレートバリアリーフは私たちと同じように困難に見舞われてきましたが、それでもまだこのような産卵を見せてくれ、私たちに希望を与えてくれます。コロナ禍にあり、封鎖と隔離から解き放たれて、新たな生活へ期待を寄せる人々の前向きな気持ちは、ちょうどサンゴ礁の産卵のようで、今回の産卵はまさに祝福の時。パンデミックから抜け出すためにも、私たちは今後も強い気持ちを持ち続けていかなければなりません。」

サンゴの産卵は1年に1回見られる現象で、サンゴが精子と卵子が入った小さな塊を海中に放出し、その後ゆっくりと海面に向けて上昇し、塊の中から精子と卵子が出てきて受精プロセスが始まります。

今回産卵が見られたリーフは、ケアンズから東に60キロほどにあるフリン・リーフでした。フィリップス氏によると、今年の産卵は日没後すぐに始まり、断続的に続いていたとのことです。

フィリップス氏はその時の様子を次のように述べています。「今まではサンゴが一斉に産卵するのを見てきましたが、今回は異なる種類のサンゴが次から次へと産卵しているように見えました。海水はガラスのようで、月の光も美しく、幻想的なシーンでした。今にも放出されそうな小さな塊で満たされたサンゴを見つけて、観察していると、それぞれのコロニーが30秒ほどで産卵を終えていました。それはまさに宝探しのようで、我々もあまりにも興奮して船長を海に突き落とそうとするほどでした。サンゴ礁の異なる部分から次々と産卵が起こり、6人のダイバーがそれぞれを観察していました。5つの異なる枝状のサンゴ(ミドリイシ属サンゴ)がモーヴピンク色の塊を放出していました。次に大きな石のようなハマサンゴ属が一斉に煙を出して、河口流出によって水が濁るようでした。産卵を見始めてから4時間経っても、精子と卵子の塊が海面に向かっている様子が至るところで見られました。そして船尾の周辺を50センチほどのアジが泳いでいて、産卵された塊を餌にしている小魚を食べていました。」

今回の撮影は、20年以上の経験を持ち、グレートバリアリーフでのサンゴの産卵を10年以上にわたって監視している海洋生物学者のフィリップス氏と8名の撮影隊を含む研究グループがコーラル・インデックス・プロジェクトの一環として、3日間にわたってグレートバリアリーフでのサンゴ産卵を研究する中で行われているものです。今回の研究では、3か所の異なるリーフを訪れ、研究対象とするリーフの一角にマークをしておき、夜、産卵の時に再びそのリーフに戻ってきて、更なる分析のために撮影をします。これはいわば、生物学者の在庫調査のようなものです。

「このプロジェクトを通じて、サンゴ礁が常に変化し、多様性に富んでいることを伝えられればと思っています。実際にその場所を訪れ、どのサンゴが健康で、どの種類が生き延びて、産卵をしたサンゴの種類を確認するなど、サンゴ礁の健康状態を監視しています。」とフィリップス氏。

このリーフ・ティーチによる調査は、ケアンズ観光局、クイーンズランド州政府観光局、オーストラリア政府観光局の協力によって実施されたものです。また、リーフ・ティーチは、ケアンズを拠点とするグレートバリアリーフへのダイビング・シュノーケルツアーを催行しているパッションズ・オブ・パラダイス社とも提携して調査を行いました。

【クイーンズランド州について】
人口約500万人、オーストラリアの約1/4の面積を占めるクイーンズランド州は、北東部に位置し、ケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト、グレートバリアリーフ等、人気の観光地を有する州です。年間を通じて温暖な気候に恵まれ日本との時差も僅か1時間と、日本との行き来がしやすいことも特徴です。より詳しい情報はホームページよりご確認ください。
クイーンズランド州政府観光局では、「#がんばろ QLD」として海外からの渡航がない現在、クイーンズランド州をみんなで応援する方法として「QLDのいいところ」をTwitterで募集しています。

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