総社市にある国の史跡「こうもり塚古墳」で、43年ぶりに行われた発掘調査の成果を紹介する現地説明会が開かれ、訪れた人たちが古代ロマンに思いをはせました。

総社市上林にある「こうもり塚古墳」は、古墳時代後期に造られたとされる大型の前方後円墳で、吉備を代表する実力者の墓と考えられています。

2021年9月から行われている発掘調査では、古墳の正確な規模や構造を調べていて1978年以来3回目の調査になります。

説明会には、120人が参加し調査の結果を聞きながら発掘した場所を回りました。

過去2回の調査は、主に埋葬のための石室に関するもので、土などを積み上げて作った「墳丘」の発掘調査は今回初めてということです。

調査の結果、「墳丘」の盛り土が場所によって異なる方法で行われたことなどが明らかになりました。

(参加した人は)
「埴輪や葺石が見つからなかったのは残念だが当時盛った土の部分などが残っていて良かった。」
「専門家に分かりやすく説明してもらい直接間近でトレンチ(調査)の跡を見られて身体で感じることができた。」

(岡山県古代吉備文化財センター 金田善敬総括副参事)
「こうもり塚古墳は、いわば最後の大型前方後円墳となっている。どうして前方後円墳というのが作られなくなったのかなどを歴史的に解明することで、こうもり塚古墳の価値を高めていきたい。」

こうもり塚古墳の発掘調査は、2022年も継続される予定です。