11月18日東京都議会は、議会運営委員会で木下都議に対して、直接質疑を行う予定でした。しかし東京都によると、木下都議から17日午後、メールで、体調が再び悪化したことを理由に欠席するとの連絡があったといいます。

「都議を続けてほしいという声がある」

今月9日、およそ4カ月ぶりに公の場に姿を見せた木下都議。出席予定だった委員会は、議員活動を認めないとする他の議員が退席し、開催できない事態になるなど、混乱を生みました。

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木下富美子都議:
厳しい声を受ける一方で、ぜひ続けて欲しい、力を貸してほしいという声があるのも事実でございます。

議員続投の理由をこう語った木下都議。果たして、どんな人たちが「都議を続けてほしい」と訴えているのでしょうか。そこで、「めざまし8」が探してみると、支援者ともいえる人にたどり着き取材することができました。

木下都議の支援者を取材…真面目な仕事ぶりも

日本シングルマザー支援協会 江成道子代表理事:
積極的だったなと。ご自身がシングルマザーということで、かなりしっかり働いてこられた。

こう語るのは、日本シングルマザー支援協会の代表理事を務める江成道子さん。約3年前から、シングルマザーの自立支援活動について木下都議のサポートを受けてきたと言います。

日本シングルマザー支援協会 江成道子代表理事:
議会とかでまとめてくれて、ヒアリングした内容を一生懸命伝えてくれたりとか、そこをやってくださるというのはものすごくありがたい事でして、本当にそれを実現したい、必要だというのは感じていた。

去年、江成さんと木下都議が行ったウェブを使った対談。その中でも、木下都議はこう語っていました。

木下富美子都議:
こういう活動されているのを、すごく尊敬というか、思いますし、また、私たちの立場でできる限りのサポートをしていきたいなという風に思っています。予算が付きまして、シングルマザーを中心とした一人親の方への情報発信のポータルサイトを都として作って、またそこからの情報提供だとか相談体制を拡充するって事になったんですけど、その中に、江成さん達のような例えば、すでにやっている民間の方々の情報もちゃんと繋げて、そこから先に情報が行けるようなハブにしてほしいと思います。

「一度辞めて次の選挙で審判を」

そんな木下都議が行ってしまったことについては厳しい意見を口にしました。

日本シングルマザー支援協会 江成道子代表理事:
プライベートの人間性みたいなものと、政治活動とは別だと思うんですけど、今回の事って言うのは本当に法律を犯すような出来事なので、そういった方が代表にっていうのは中々難しいのかなとは思いますが、一番良いのは辞められる事だとは思っています。一度辞められて、次の選挙でちゃんと審判をいただくというか。そのほうが納得いっていただけるのではないかと。ちょっと事が大きくなりすぎてるなという風には感じます。

(めざまし8・11月18日放送)