11月16日午後5時頃、岐阜・関市の中心部にある住宅街で火事が起こった。高く燃え上がる真っ赤な炎が激しい勢いで建物を飲み込んでいき、周囲は煙で真っ白になった。

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火は約4時間後に消し止められたが、火元の2階建て住宅は全焼。さらに隣接する住宅にも燃え広がり、合わせて3棟が焼ける被害となった。

目撃者に話を聞くと…

目撃者:
20分くらいの間で燃え上がっていた。ボンベかな、はぜるような音は聞こえました

ケガ人はいなかったということだが、警察と消防は出火原因を調査している。

乾燥の影響で相次ぐ火災

11月に入り、全国各地で相次いでいる建物や住宅の火災。

気象予報士によると…

日本気象協会・望月圭子気象予報士 :
一般的にこれから冬にかけては、北から南まで太平洋側を中心に空気の乾燥する日が多くなります。火の取り扱いには、十分な注意が必要です

11月12日には千葉・市川市で倉庫にあった軽油の入ったドラム缶から出火し、倉庫が全焼した火事が起こった。

出火当時、市川市には「乾燥注意報」と「強風注意報」が発表されていた。

火災の目撃者は…

火災の目撃者:
ほんとに怖かったです。やっぱり乾燥していて火はどんどん大きくなりますから

空気が乾燥していると、火災が起こる危険性はどれほど高まるのか。

札幌市消防局が湿度約30パーセントの乾燥した空気と湿度約80パーセントの湿った空気で火災の起こりやすさをが調査した実験映像。

枯れ草の上にタバコの吸い殻を置き、炎が上がるまでの時間を測定すると乾燥した空気では3分30秒過ぎで炎が上がった。湿った空気では、10分30秒過ぎに炎が上がった。

乾燥した空気では湿った空気の実に3分の1ほどの時間で炎が上がった。

特にアルコール消毒液は注意が必要

また、製品の安全性などを評価する独立行政法人「NITE製品評価技術基盤機構」によるとコロナ禍の今、特に注意が必要だというのが「アルコール消毒液」。

石油ストーブの近くでアルコール消毒液を使った実験映像では消毒液に引火し、一瞬で炎が燃え上がった。アルコール消毒液は、霧状になると、より燃えやすくなるという。

アルコール消毒液と石油ストーブの危険性についてNITEは…

NITE製品安全広報課・向井祐太主任:
最近アルコール度数の高い製品なども多く出回っておりまして、十分注意していただきたいと思います。石油ストーブの近くですとか、ガスコンロ、そういった火の近くでは絶対に使用しないでいただきたい

さらにNITEによると、詰め替えをする時は必ず換気をすること、直射に日光が当たる場所は避け、高温になる場所に保管しないということが自宅でアルコール消毒液を使用するときに注意すべき点だという。

(「めざましテレビ」11月18日放送分より)