千葉ジェッツは14日、新潟アルビレックスBBに88-83で競り勝った。チームワースト10連敗中の新潟が意地を見せ、最終盤までもつれる接戦となったが、この試合で14得点を挙げた原修太(27)がクラッチタイム(終盤の決定的な局面)に冷静な判断力を見せ、振り切った。

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アリーナはファンのため息に包まれた。
千葉は前半シュートがことごとくリングに嫌われ、新潟に2桁のリードを許していた。

指揮を執る大野篤史ヘッドコーチ(44)はハーフタイムに「シュートが入らない日は必ずある。後半ディフェンスで我慢しながら、一つ一つ得点を積み重ねていこう」と後半の巻き返しを図る。

第3クォーター序盤、原が3ポイントシュートを射抜いたのを機に、ここまでリングに嫌われていたシュートが嘘のように決まり始める。チームで9本の3ポイントシュートを放ち、7本の成功。「一つ一つ得点を積み重ね」ついに逆転する。

最終第4クォーターでも原が3ポイントをねじ込み、リードを広げるが、新潟の猛追を許し、残り2分14秒で81-81の同点に追いつかれてしまう。

残り1分25秒だった。この試合フル出場のロスコ・アレン(28)の放った3ポイントシュートが外れる。そのこぼれ球を原がすかさず拾うと、ディフェンスをかいくぐり、そのまま敵陣に持ち込み、利き手の左手でフィニッシュ。原が粘る新潟を振り切った。

「大事な攻撃で自分で決め切ることができてよかった。パスしてミスするよりは自分でいくという選択をした。もしシュートを外してもギャビン・エドワーズがリバウンドを取ってくれると思ったので。ここ最近は点差とか時間帯にかかわらず、冷静にプレーできていると思う」と原。

「最後、原が最後に強い気持ちを持ってやってくれた」と大野HC。

「強い気持ち」と「冷静な判断」。

今季はファン投票で初のオールスター出場を目指す原が“独り舞台”で示してみせた。

新潟11連敗も巻き返しへ

一方の新潟アルビレックスBBの連敗は11に伸びた。第4クオーター終盤に千葉を追い詰めたが、競り負けた。

11連敗で通算2勝12敗。12敗のうち、1桁得点差が8試合と接戦を演ずるも、今節のように終盤に競り負けてしまう。

「クロージングのところがまだまだ力不足だと感じた。選手はクロスゲームで勝ちきれないことにもがいている」と指揮を執る平岡富士貴ヘッドコーチ(47)は悔しさをにじませた。

「心を鬼にして練習あるのみだと選手に伝えている。勝ち切れない理由が局面にたくさんある。1プレー、1プレーを厳しくやっていかないといけない。私に課せられている使命はもう一度新潟を盛り上げること。このメンバーで勝つチームを作らなければいけない」

リーグ戦は3週間の中断期間に入り、練習を一層ハードに修正に取り組む。次節は12月の秋田戦。屈辱をばねに巻き返しを図る。

千葉ジェッツ88-83新潟アルビレックスBB
(船橋アリーナ)