ロッテの1年が終わった。最後は今季セーブ王にも輝いたチームの“絶対的守護神”の益田直也(32)が1点のリードを守りきれず、勝利が目前ですり抜けた。

9回無死一、二塁。オリックスの伏兵・小田裕也(32)がバントの構えから一転、初球を思いきり引っ張った。バントシフトをかいくぐった打球は一塁線を転がり、T―岡田(33)の代走・山足達也(28)が二塁から一気に生還した。本塁のベースカバーに入っていた右腕は呆然とそばらくその場を動くことができなかった。

予期せぬバスターで終わったシーズン。
それでも、井口資仁監督(46)も今季チームのために9回のマウンドで腕を振り続けた守護神を責めることはなかった。

意地は見せた。6回に先発の岩下大輝(25)が逆転2ランを打たれた後の7回に代打・佐藤都志也(23)のタイムリーで追い付き、8回にキャプテン中村奨吾(29)のソロで勝ち越し。救援陣も国吉佑樹(30)が7回2死三塁のピンチをしのぐと、佐々木千隼(27)は8回のピンチで杉本を空振り三振に。粘ったが、最後は相手の“強攻策”に屈した。

2年連続で終盤に優勝を逃し、CSで敗退。井口監督は最後守り切れなかったことに優勝と2位の違いを挙げ、力の差を受け入れたが、この悔しさを糧に14日から来季に向け始動する。

CSファイナルステージ第3戦
オリックス3-3ロッテ
(12日・京セラドーム大阪)

加藤忍
加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。

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