29日に亡くなった志村けんさん(70)。

3月17日にだるさを感じたあと、わずか3日で重症化。

そして、2週間足らずという短い間に命を落としてしまった。

首都・東京では、29日も90代の男性が死亡。
新型コロナウイルスは、特に高齢者が重症化し、致死率も高いとされている。

専門家会議によると、感染者のうちおよそ80%は軽症だが、14%が重症化し、6%が重篤化するという。

感染者の急増を受け、医療現場で懸念されるのが、重症患者の治療に不可欠な人工呼吸器の不足。

日本呼吸療法医学会などの調査によると、2020年2月の時点で、全国の医療機関が備える人工呼吸器は2万2,254台。

そのうち1万3,437台が使用されていないという。

この状況に専門家は、現在の台数でも全く足りなくなるということはないとしつつも、警鐘を鳴らす。

昭和大学医学部・二木芳人特任教授「(人工呼吸器を)ゆとりを持っておいておくには、もう少しあった方がいいかも」

感染爆発が起きているとみられるイタリアでは、人工呼吸器の不足などが理由で、患者全員に対応できず、治療する患者を選択せざるを得ない状況に陥っているところも。

一方、日本では、西村経済再生相が29日、この人工呼吸器に加え、人工心肺装置「ECMO」の増産を支援する考えを明らかに。

しかし、最終手段とされるECMOの使用については、現場からこんな声も...。

京都府立医大付属病院・橋本悟集中治療部部長「すごく人手がかかるわけですよ。日本でも、まだ40人近くの人しかできない」

装着後、運用するのに最大5人程度の人数が必要になるECMOの使用にためらいが。

懸念される国内での感染爆発。
日本医師会は30日、会見を開き、「感染の拡大を食い止めなければ医療崩壊につながりかねない」などと、今後に強い危機感を示した。