お客さんが着物で試写会 樹木希林さんが生前に提案
茶道を通して成長していく女性の姿を描いた映画「日日是好日」の特別試写会が3日、都内で行われ、黒木華(28)さん、多部未華子(29)さんらが登場した。
映画には、9月15日に亡くなった樹木希林さんも茶道の先生役で出演している。


今回の特別試写会、何が特別かというと、お客さんが着物姿で映画を観るということだ。
樹木希林さんが生前に提案し、楽しみにしていたという。


樹木希林さんとの思い出
黒木華さん、多部未華子さんは樹木希林さんとは初共演。樹木希林さんの思い出を語った。
黒木華:
他の俳優さんに「希林さんとは絶対共演したほうがいい。得るものがたくさんあるから」とうかがっていました。
“役を生きる”ということを感じました。自分もこういうふうになりたいと。


多部未華子:
直球でいろいろなことを聞いてこられて…
どこに住んでいるの?とか
誰と住んでいるの?とか
つきあっている人いるの?とか
整形してるの?とか(笑)


樹木希林さんの“直球”に2人は…
それでは、樹木希林さんの“直球”の質問にどう答えたのか。
「めざましテレビ」が2人に聞いてみた。
黒木華、多部未華子:
普通に返してました。

黒木華:
「(付き合っている人は)今いないでーす!」とか…
多部未華子:
「結婚しないの?」と言われたら、「したいですね…」とか…


着物姿の2人に…
艶やかな着物姿の2人。「めざましテレビ」の堤礼美アナウンサーも着物姿で質問。
堤礼美:
着物を着ての所作で何か気をつけていたことはありますか?
黒木華:
「即立ち」という立ち方をしなければいけなくて…。脚をそろえてすっと立たないといけなくて、その時に裾を踏みそうで、ヒヤッとしながらやっていましたね。


“形から入るタイプ”?
映画では「お茶は形から入ること」と茶道の所作について書かれているが…
堤礼美:
お2人は“形から入るタイプ”ですか?
私はランニングをしようとウェアを買ったものの、タグがついたまま4年5年たちました。

多部未華子:
私は編み物をしようと思って毛糸を買って、そのままおいてあります。

黒木華:
私も、料理しよう!いい包丁買おう!みたいな、“形から…派”でした。


堤礼美:
その包丁を使って料理をした?
黒木華:
もちろん、それは、はい。
多部未華子:
(黒木華は)ちゃんとやる。(私は)ちゃんとやらない(笑)。

樹木希林さんは撮影後、「黒木さんと多部さんが自分を継いでくれる芯のある女優」と絶賛していたという。
映画「日々是好日」は10月13日(土)公開予定。
(「めざましテレビ」10月4日放送より)