映画を10分程度にまとめた「ファスト映画」と呼ばれる動画を投稿サイトに無断で公開したとして、著作権法違反の罪に問われている男女3人の初公判が11月2日仙台地裁で開かれ、3人は起訴内容を認めました。

著作権法違反の罪に問われているのは、札幌市の無職・高瀬拳也被告(25)と、下田和奈被告(25)、それに東京都の自営業、菅喬之被告(42)の3人です。起訴状などによりますと3人は去年、許諾を得ずに5つの映画作品の映像や静止画を使用し、字幕やナレーションをつけてあらすじをまとめた「ファスト映画」と呼ばれる動画を、投稿サイトに公開したとされています。

2日、仙台地裁で開かれた初公判で3人は起訴内容を認め、高瀬被告は「犯罪にあたるかもしれないと思った。生活費を稼ぐ必要があった」と述べました。検察側は論告で「高瀬被告らは広告収入としておよそ700万円を得た。映画5作品の被害額は2300万円にのぼり、犯行は極めて悪質」として、高瀬被告に懲役2年、罰金200万円、ほかの2人にそれぞれ懲役1年6か月などを求刑しました。一方、3人の弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。判決は、11月16日に言い渡されます。