新潟県で5名が新型コロナの感染確認、全員が同じ卓球スクール会員

3月3日も、続々と新型コロナウイルスの感染者が明らかとなった。

新潟市では、新たな「クラスター」、つまり集団感染が発生したと見られている。
その場所は…。

「卓球スクール」だ。
これまで、新潟県で新型コロナウイルスの感染が確認されたのは5人。全員が同じ卓球スクールの会員だったという。

2月29日に感染が明らかとなった1例目の感染者は、母親の介護のため、東京から新潟市に帰省していた60代の男性。18日と20日に卓球スクールを訪れていた。

さらに加茂市で郵便局の集配業務に携わる40代男性、新潟市の50代女性と60代女性、そして自営業の40代男性の感染も明らかになっている。
新潟市によれば、5人は同じ卓球スクールに通っていて、最初に感染が確認された60代の男性と他の4人は、それぞれ接触があったという。

さらに…。

「全体を2つに仕切るような形で卓球台が配置されており、その仕切りの、1件目の男性と同じ側で教室に参加されていた方、全員に調査を行ったということでございます。31名です」

新潟市によると、18日と20日に、1例目の感染者の近くで卓球をしていた31人を濃厚接触者として、調査を進めているという。
さらに、24日には、卓球スクールのインストラクターや会員らが懇親会を開いていたといい、1例目の感染者や他の感染者も参加していたことが分かっている。

スクールの関係者、「生徒と先生の距離は近い」と証言

卓球スクールの中で、会員らはどのように練習していたのか?
「直撃LIVEグッディ!」は関係者に話を聞いた。

卓球スクールの関係者:
教室は卓球台が3列に5~6台ずつ、合計16台並んでいます。卓球台を挟むと4mの距離で、濃厚接触の距離ではないが、激しい運動をしており息も荒く、声を出しているから感染する可能性もあるかもしれません。

卓球スクールの関係者:
生徒のフォームを指導する際は接触することもあるので、生徒と先生の距離は近いです。空調は教室の間はつけており、切ることはありません。

現在、この卓球スクールは休業している。
また、感染者が他の複数の体育館を利用していたことも明らかになっており、新潟市は市内の体育館を3月15日まで休止にするという。

「比較的広い空間でも、条件がそろえば感染する可能性がある」

大村正樹フィールドキャスター:
卓球スクールの関係者によると、教室の広さは40m四方で、ちょっとした体育館くらいのスペースがあります。また、最初に感染が判明したのは2月25日に発熱した60代男性ですが、残る4人の方は22日~25日に発症していて、感染元に関しては60代男性ではない可能性もありますね。

安藤優子キャスター:
二木さんに伺います。今回の卓球スクールは卓球台が16台ある、割合と広い空間ですが、ここで一緒に卓球をしただけで感染するんでしょうか?

二木芳人氏(昭和大学医学部 特任教授):
おそらく卓球をしただけでしたら、感染する可能性は低いと思います。ですが、ラケットをお互いに貸し借りしたりハイタッチしたり、触れる機会はないことはないと思うんですね。指導するときは距離も近いということですから、このような比較的広い空間でも、条件がそろえば感染する可能性があるということを意識しておかないといけません。もう一つ、この人たちは懇親会をしたと言っていましたね。

大村正樹フィールドキャスター:
24日に懇親会がありましたが、皆さんが参加したわけではなく、一部の方ということです。

二木芳人氏(昭和大学医学部 特任教授):
そういうところも(感染が広がった理由の)一つでしょう。症状はないですけど人に感染する可能性のある期間がおそらくありますから、どの方が最初かっていうのはなかなか難しいですが、そういうことも考えておかないといけませんね。

安藤優子キャスター:
比較的広い空間でも、「クラスター」の現場になってしまうんですね。

(「直撃LIVE グッディ!」3月4日放送分より)