物と人少なく…パリから生中継 今後の入国制限は?

新型コロナウイルスの感染者は、世界中で劇的に増加している。

150以上の国と地域で、感染者は16万人以上、死者は6460人にまで膨れ上がった(FNN調べ・16日午後2時時点)。

中でも、急速に感染が拡大しているのがヨーロッパだ。

WHOは「パンデミックの中心地が、中国からヨーロッパに移った」と発表している。

感染者が2万人を超え1800人以上が死亡しているイタリアでは、感染者の急増により、各地で医療体制が崩壊。ベッドや人工呼吸装置が不足し、本来なら救えるはずの命も救えない事態に陥っているという。

現在(16日正午時点)、ヨーロッパでは7つの国が「非常事態」「緊急事態」を宣言している。

「直撃LIVEグッディ!」では、現在ヨーロッパを旅行中だという50代の日本人女性Aさんと電話中継をつなぎ、滞在先であるフランスの様子を話していただいた。

倉田大誠アナウンサー:
フランスでは、まだ非常事態宣言などが出ていないということですが、生活必需品などを取り扱っている店以外は全て休みという厳戒態勢を敷いているそうです。Aさんは今、どちらにいらっしゃるんでしょうか?

Aさん:
今はパリ駅にいます。

倉田大誠アナウンサー:
フランスで過ごされた時間、何か異変を感じたところはありましたか?

Aさん:
私は今月11日からパリに来ています。特に(“パンデミック”)宣言が出るまでは普通で、美術館など多少閉まっているところはあるというくらいで、ルーブルだとかそういうところは見ることができました。15日からは全てのお店が閉まってしまって、お手洗いも使えない状態で。お店はスーパーやパン屋、ドラッグストアが開いている以外は、全て閉まっているという状態です。

安藤優子:
パリの街中は、買い占めが始まるなど、何か殺気立っているような雰囲気はありますか?

Aさん:
そういう状態ではないですが、マスクと手袋をする人が増えました。今まではマスク・手袋をしている人はほとんどいらっしゃらなかったんですが、きのう1日で、私たちが見ても分かるくらい増えていました。ただ、雰囲気的にはまだそこまで殺気立っているという感じには見えないです。

安藤優子:
パリの飲食店は全て閉まっていると聞いていますが、どうですか?

Aさん:
シャンゼリゼ通りで露店みたいなものを出しているところが1つだけあったんですけど、すぐ警察の方が来て、注意を受けて撤退していました。お店は本当に、スーパー・薬局・パン屋以外は何もやってないですね。

安藤優子:
そうですか。では、パリは人もいない状況ですか?

Aさん:
きのうは日曜日だったので、公園で遊んでいる人もいました。シャンゼリゼ通りは自転車や散歩がてら歩いている方はいらっしゃいました。ただ、お買い物などは一切できないので、そういう意味では少ないとは思います。

安藤優子:
Aさんはこれからどちらに移動されるんでしょうか?

Aさん:
列車で、ベルギーの方に行こうと思っています。

安藤優子:
移動については、自由にできるんでしょうか?

Aさん:
今のところ、フランスはまだ大丈夫ですね。

安藤優子:
移動先のベルギーの方も、入国制限等はない?

Aさん:
はい。ただ、もうカフェやレストランは閉まっているということは聞いています。

安藤優子:
Aさん、ありがとうございました。物と人が少なくなっているということですね。出店についても警察が注意して撤退させているということで、規制が極めて厳しくなっている様子がうかがえました。

安藤優子:
国内では、ヨーロッパ方面からの帰国者から新型コロナウイルスの感染者が出ています。アメリカは極めて厳しい措置を取っていて、ヨーロッパ全域、はじめはイギリスを除くだったんですが、イギリスとアイルランドも含めて入国制限をかけています。日本はイタリアの北部のみが入国制限の対象なんですが、このままで日本は大丈夫なんでしょうか?

二木芳人氏(昭和大学医学部 特任教授):
やはり少し状況を見て、水際の規制を強める必要は出てくるかもしれません。せっかく国内で爆発的な流行を抑えた状態が続いているわけですから、そこに新たな火種が海外から来るというのは絶対に避けなければいけませんね。

安藤優子:
入国制限を厳しくするかどうか、安倍総理の会見の中でも「検討に値する」という趣旨の発言がありました。もう少ししたら、この入国制限がさらに厳しくなる可能性もありそうですね。

(「直撃LIVE グッディ!」3月16日放送分より)