日本大学付属板橋病院の建て替え工事をめぐる背任事件で、東京地検特捜部は、日大元理事の井ノ口忠男容疑者(64)と、医療法人グループ前理事長の籔本雅巳容疑者(61)を、別の背任容疑で再逮捕した。

再逮捕された医療法人グループ前理事長の籔本雅巳容疑者(左)日大元理事・井ノ口忠男容疑者(右)
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発表や取材によると、両容疑者は、日大板橋病院に医療機器が導入された際、籔本容疑者側の会社を介在させて、リース料を過大請求することで、日大側から、およそ2億円を流出させ、損害を与えた疑いがもたれている。

東京地検特捜部は、10月7日、関係先を家宅捜索した

流出させた資金は、籔本容疑者側の会社から、井ノ口容疑者側の会社に環流していたとされる。井ノ口容疑者側に渡ったのは、およそ2700万円にのぼる模様。環流された金については「アドバイザリー契約」名目で受け取っていたという。

両容疑者は、日大板橋病院の建て替え工事の設計費をめぐって、2億2000万円を流出させたとして、10月7日に逮捕され、27日、起訴された。