北海道全体に感染者が拡大する恐れも

オオシバくん:
新型コロナウイルス関連で、専門家会議が北海道の感染状況について警鐘を鳴らしたね。

政府の専門家会議メンバーによる会見(3月2日)
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平松デスク:
政府の専門家会議は2日に記者会見を行い、北海道の現状について、『この1週間から2週間の間に、人と人との接触を控えるなど積極的な対策を実施しないと、急速に北海道全体に感染者が拡大する恐れがある』と警鐘を鳴らしたんだ。

さらには、北海道の人たちに向けた呼びかけはインパクトがあった。

●人と人との接触を避けることが必須
●軽い風邪症状でも外出は控える
●規模の大小にかかわらず、風通しの悪い場所で人と人との距離が近い場所・イベントには行かない

などと念押しをしているんだ。

しかも、具体例として、カラオケボックスや自宅での大人数の飲み会まで挙げているよ。
これを見ると専門家たちの危機感が伝わるよね。

「若者がウイルスを運ぶ可能性」に言及

一方で、北海道での感染拡大によって、判明したこともある。
それは『若者がウイルスを運ぶ可能性』なんだ。
新型コロナウイルスは、なぜか若年層は感染しにくく、仮に感染してもかなり重症化しにくい。
で、専門家会議が北海道での感染例を調べたところ、札幌などの都市部で若者たちが新型コロナウイルスに感染しても元気なものだから、気付かずに遠隔地に遊びに行き、現地でお年寄りたちにうつしている可能性がある、というんだ。

確かに北海道の感染地域を見て、『なぜ、こんなに広範囲に及ぶんだろう』と不思議に思っていたんだが、専門家会議の分析を聞くとなるほど納得するよね。
都市部から遠隔地へという北海道の若者たちの行動パターンも背景にあるようだ。

ただ、僕も九州出身だから分かるんだけど、どこの地方も元気な若者は県庁所在地のある都市部から、ちょっとした田舎にすぐに足を伸ばしたがる。
専門家会議はこういう若者を、『社会活動が活発な若年層』と表現しているよ。
と言うことは、今北海道で起きていることは、いつ他の都道府県で起きるか分からないと言えるかもね。
これは注意が必要だ。

『一斉休校』の評価

オオシバくん:
その専門家会議は、政府の『一斉休校』要請については、どう評価しているの?

「一斉休校」で誰もいない教室

平松デスク:
専門家会議は、学校閉鎖はインフルエンザでは効果があるが、新柄コロナについては一定の見解はない。
ただ、未成年者が全く発症しない訳ではないから、そういう意味では未成年者における感染拡大を防止するために一定の効果があるだろう、と言っている。

ただ個人的には、『若者がウイルスを運ぶ可能性』が明らかになったんだから、何かをしなければいけない。
この時期だからこそ、『一斉休校』の判断は評価できるんじゃないかな。

【解説:フジテレビ 社会部デスク 平松秀敏】