ミスター慶応ファイナリストが“準強制性交等の疑い”

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「エントリーナンバー3番の渡辺陽太です。三田祭期間4日間毎日そこらへん歩いていると思うんで、よかったら話しかけてください。待ってま~す」などと赤い法被を着て、自己紹介する男。
一昨年の『ミスター慶応コンテスト』で、ファイナリストとなった慶応大学経済学部の当時2年生だった渡辺陽太容疑者、22歳だ。

きのう、そんなファイナリストのイメージとはかけ離れた容疑で、再逮捕された。
その容疑は“準強制性交等の疑い”。

9月29日早朝、19歳の女子大生の腹部を蹴った疑いで現行犯逮捕。さらにこの逮捕の前、横浜駅近くの雑居ビルで酩酊状態だった同じ女子大生を暴行したとして、準強制性交等の疑いで、10月16日、再逮捕された。
2人に面識はなかったという。

祖父の言葉を胸にコンテストにエントリー

「おぉ、ごめんな急に呼び出して。どお、めっちゃ天気いいよね。緊張してなに話していいかわかんない。あっそういえば、三田祭誰と行くか決めてるの?決めてないんだ。俺もまだ決めてないんだけどさ、よかったら一緒に行ってくれないかな」と、まるで彼女をデートに呼び出したかのようなシチュエーションで、ミスター慶応コンテストをPRしていた渡辺容疑者。

そもそも『ミスター慶応コンテスト』とは、男子学生の美と知性を競うコンクールだ。
グランプリは学生の投票で決まり、芸能人やアナウンサーも輩出するなど、これまでに世間からも注目を集めてきた。
そんなミスター慶応コンテストで、一昨年のファイナリストになった渡辺容疑者。

エントリーの動機について公式動画で、次のように話していた。
「経済学部1年、エントリーナンバー3番の渡辺陽太です。応募のきっかけとしては、一番大きいのがおじいちゃん孝行ですね。おじいちゃんは、僕が慶応大学に進学することを決めてから、『慶応に入るなら石原裕次郎みたいになれ』と発破をかけてきて、ミスター慶応にエントリーして挑戦するっていうことが、おじいちゃんのそういう期待に応えることに近いニュアンスがあるんじゃないかなと思って、エントリーさせていただきました」

「石原裕次郎みたいになれ」

祖父に言われたというこの言葉を胸に、エントリーしたという渡辺容疑者。

さらに「グランプリへの意気込みとしては、僕がファイナリストに選ばれて一番喜んでくれたのが家族なんですね。ミスター慶応コンテストを盛り上げて、結果グランプリをとることができれば、親孝行ができるんじゃないかなと思いました。
人を喜ばせることに貢献できたらいいなと考えています。頑張ります。よろしくお願いします」

おじいちゃんのため、そして親のためにも、グランプリをとりたいと家族思いの一面ものぞかせていた渡辺容疑者。
この動画のコメント欄には、「渡辺陽太くん好き。嫌味のないイケメンで好感持てる。劣等感とか嫉妬を感じるまでもなく素直に羨ましい」などとと書かれていた。

ところが、今回の事件で、その家族やファンの期待を裏切ってしまうことになった。

渡辺容疑者を知るという、慶応大学の学生は「喫煙所とかで見たことありますね。なんか今どきの子って感じです。生き様がダサいですよね、生き様が…」と憤りを隠さなかった。

学生の不祥事が続く名門・慶応大学

慶応大学の学生をめぐる不祥事は過去にもあった。
2016年、『ミス慶応コンテスト』の主催団体の合宿中に、わいせつな行為や未成年の飲酒が発覚。大学側が団体の解散を命じた。
この影響で、学園祭の名物イベントだった『ミス慶応コンテスト』も中止になっている。

名門・慶応大学でまたもや起きてしまった現役学生による不祥事。
渡辺容疑者は、はたしてどのような罪に問われるのだろうか。

フラクタル法律事務所の長島功弁護士は、「準強制性行交の上限が20年、暴行罪の上限が2年なので、マックス22年ということにはなりますね。執行猶予は3年以下の罪の時にしかつけられないので、準強制性交は法律では下限が5年以上ということで、このままだと執行猶予はつけられない状態にはなっています」と解説する。

調べに対し「酔っていたので今は覚えていません」と、容疑を否認している渡辺容疑者。

同じ慶応大学に通う学生からは「これ以上慶応のイメージを悪くしないでほしい」などの声が聞かれた。

事件の真相の究明が急がれる。

(「めざましテレビ」10月17日放送分より)