10月始め北大東島の海岸を埋め尽くした大量の軽石。小笠原諸島の海底火山の噴火によるものとみられ、この軽石が本島各地の海岸などにも流れ着いていて漁業にも影響が出ています。

国頭村の辺士名漁港では17日頃から軽石が流れ着き始めました。

漁業関係者「きょう朝出勤したら港の中がぴっちり軽石だったので、いま潮の流れで沖に行っているけどあれが帰ってくるのか僕らもわからん。」

船が出航できなくなるため国頭漁協が軽石の除去作業を続けていますが、あとからあとから軽石が流れ着き、これまでに運んだ量は2トンダンプカー20台分以上に上っています。

こうした中、県漁連は県内各地の漁協に対し軽石の漂着状況について緊急の聞き取りを実施しています。

その結果、軽石の影響は本島だけでなく伊是名島など離島を含めた広範囲に及ぶことが分かってきました。

県漁連指導漁政課・神村尚樹課長「(軽石が)流れ着いている漁協さん北・中・南様々なんですけど今報告を受けているのは約10か所くらいは影響が出ているんじゃないかと思いますね。」

恐れていた事態も起きています。糸満市の喜屋武岬の沖合では今週、漂流する軽石で漁船のエンジンのろ過装置が詰まり操業出来なくなりました。

県漁連・神村課長「故障の原因になる恐れがあるという事で皆さん出漁を控えたり自主的に各所属・市町村と連携して自主回収しているという報告は受けています。」

軽石の漂流や漂着がどの程度の規模なのか、またいつまで続くのか見通しは全く立たず、漁業へのさらなる影響に関係者は懸念を強めています。

県漁連は22日各地の現状を直接確認し今後の対応を検討することにしています。